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途上国では必須? お手伝いさん

2013年04月22日 | ホンジュラスの風
開発途上国にはお手伝いさんという職業がある。

日本にもお手伝いさんのいる家庭がある。高級住宅街の一部の家に多い。
日本では、あまりお手伝いさんという職業は聞かない。

忙しくても、家の人が家のことをやっている。
家が狭いので、お手伝いさんのスペースもない。

食事は弁当が売っている。
掃除はダスキンなどの掃除業者に助けてもらえる。
洗濯は全自動。
お手伝いさんの入り込む余地はない。


開発途上国では、上流階級だけではなく、中流階級の家庭でも、お手伝いさんを雇う家庭が多い。
特に田舎。

電気洗濯機、電気掃除機が普及していない。
電気、ガスのない家も多い。
あっても、頻繁に停電になるので、あまり役に立たない。
食事は自炊。
定食屋がない地域も多い。
あっても割高。


こんな状況なので、家事には大変な手間暇がかかる。
お手伝いさんを雇用して、家のことをやってもらう方が経済的でもある。
だから、多数の家にお手伝いさんがいる。

「えっ、こんな家にも?」
という貧そうな家にも、お手伝いさんがいる。

母子家庭の子どもが多く、お母さんが働いているとどうなるか。
やはり、お手伝いさんが必要になる。





いまだに電気洗濯機が普及しない理由は何だろうか。
蛇口から水が出ないので、全自動洗濯機が利用できない。

ピラと呼ばれる水をためておく場所がある。
コンクリートでできた大型の容器。各家庭に必ず装備されている。家を建設するときには標準装備されている。

水が水道から出るときに、全開にしておき、水をためる。
そして、必要なときに、生活用水として使用する。

水不足で、数日間、水がでないことがある。そんなときは、給水車から水を購入する。
貧しい家庭には、大きな出費だ。


ホンジュラスの場合、蛇口からでる水は、現地の人でも飲まない。フィルターを通した水を購入している。




電気、ガス、水道がしょっちゅうストップする開発途上国。

不自由な経験をする中で、わかったことがある。

電気がなくても何とかなる。
ガスがなくても何とかなる。

でも、水がないと人は生きていけない。
その点では、日本はたいへん恵まれている。

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