たびびと

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パソコン仕事の限界

2012年11月25日 | ペルーの風
グアテマラへの赴任。
大量の報告書を書かねばらない仕事だった。


パソコンを購入したばかり。
荷物が多くなるので、マニュアル類は何も持参しなかった。

ワープロ、表計算、データベース、インターネット… 何でもできるというので購入した。
最低限のことはできるようになったが、よくトラブルがおこる。

細かい設定、使い方がよくわからない。

どうしたか?

現地のパソコン学校に通うことにした。
家から近くの学校で、個人授業を受けることにする。

仕事の都合で、全体授業を受けることは難しい。
また、のんびりとみんなで授業を受けている時間もなかった。

テキストを使い、ワード、エクセル、パワーポイント、アクセスの使い方を一通り教えてもらう。
役に立ったのは、疑問に思うことをどんどん質問できたこと。

パソコン専門用語もスペイン語で覚えることができ、語学力が向上した。


パソコンを使っているうちにわかったことは、1日4時間、つまり半日がパソコンに向かう限界時間だった。
そのあとは頭がくらくら。何もできなくなる。



次のコスタリカの仕事では、記録を更新。
朝の8時30分から、夜中の9時まで、ずっとパソコン。

ときどき会議がある。
出張の日がある。
訪問者の相手をすることもある。

原則は、この1日10時間以上のパソコン仕事。
次から次へとやってくる書類をとりまとめる仕事。

切っても切っても…

まるでお役所。
人と会ったり、考えたり、創造力をはたらかせる時間より、書類をうめる仕事の方が多かった。

限界がくると、資料を持ってパソコンのない部屋に避難。
資料を読み、軽く体操をする。

だましだましやって、何とか2年をやりすごした。

2年後、両目の視力は0.8になった。
グアテマラでレーシックというレーザー手術を受けて、1.2だったものが、一気に落ちた。
もともとは両目とも0.1の視力がなかったが、レーシックで1.2になった。それがこのコスタリカの仕事で…


「この仕事をこれ以上続けると、廃人になってしまう」
そう思いながら帰国した。


このコスタリカでの仕事を、多くの国で、何年も続けている人がいる。
1日何時間もパソコンにむかって仕事をしている。そんな生活が十年以上。

「頭いたくないですか」
「え? 何ともないけど」

「すごいな」
つくづく感心をする。


システムエンジニアの人は、30歳代になると、頭がついていけなくなり、みな管理職になるということを聞いた。
もしかしたら、知らないうちに、脳が悪影響を受けているのではないだろうか。


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