たびびと

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困難の意味

2012年10月26日 | ペルーの風
守っていたLAN航空職員は、その声に驚いたのか、あるいは、偶然に時間がきたのか、
すぐ搭乗手続きを開始した。

乗客のチケットを確認。
ゲートを飛び出す人々。

通常だと、2階のゲートから渡り廊下を数十メートル全身して、直接飛行機に乗り込む。
でも、ここは地方のフリアカ空港。

出国ゲートは1階。

飛行機までの送迎バスはない。

渡り廊下はない。
自分で空港の外、つまり滑走路を歩いて移動する。

手前の乗客20人に続いて、ぼくたちもチケットのチェックを受ける。
そして、雨の中、100mほど離れて停止している飛行機まで走った。

かさをさそうかと思ったが、大きなボストンバックを抱えていたので、取り出すのがたいへん。
そのまま走ることにした。




飛行機の中に入る。そして、自分の座席に着く。
妻も横に。

「ここまでくれば空港閉鎖はないだろう」

ボストンバックを上部にしまい、シートベルトを着用。
無事離陸してくれることを祈る。


全員が着席。

出発を待つ。


アナウンスがかかる。

「現在大雨が続いています。しばらくお待ちください」




「ガーン。せっかくシートに着席したのに、離陸しないなんてことがあっていいのだろうか」

小さな窓の外を見る。
確かに、外は大雨。

覚悟を決めた。
「まあ、しかたがないな」


とりあえず目をつむり、これまでのことを思い出していた。


旅行の最後に遭遇した困難。
でも、そもそもこの困難とは何なのだろうか。

何もなく、つつがなく楽しい旅行。
それはそれで楽しいだろう。

でも、思い出してみてほしい。

記憶に残る、あなたの旅行の思い出を。

それは、困ったときのことではないだろうか。

それを、何とかくぐり抜けたときのことではないだろうか。

たとえ、それをリカバーできなくても、その経験は次の旅行に行かせることができた。
その後の人生の教訓にもなる。


「仮に飛ばなくても、まあ、また楽しい旅行の思い出にはなるな」
こんなことを考えていた。





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