行動心理 エジプトの風

パピルスのお店の続きです。

最初、たくさんの絵がおいてある2階に行きます。
ぐるりと一周します。何があるのか一通り把握できたので、1階にもどります。

何と、おいしそうな紅茶がサービスでふるまわれているではありませんか。
「僕も一杯」
と思い手を出します。
が、飲むことができません。

飲み終えた人のコップがおぼんに入り混じり、どれが手をつけていないコップかわからなかったのです。
人数分あったのかもしれませんが…。

「みやげ店では、出されたお茶にすぐ手を出すべし」
という大切な教訓を学びました。

エジプト人女性用の派手なドレスがあります。
千夜一夜物語の女性がまとうような魅惑的なドレスです。派手な色なので、日本で着ることはできません。

すると、奥様方の声が聞こえてきました。
女性のトイレ前に列ができており、立ち話をしているのです。

「私はラクダに乗る気はなかったの。
でも、みんながラクダに乗るから乗らざるをえなかったわよ。
仕方なかったわね。
あははは」
と大きな声が聞こえてきます。

決して聞き耳を立てていたわけではありません。

それにしても面白いですね。とても日本人らしいです。
仕方なくラクダに乗られた方がいたとは知りませんでした。

「それでもよい経験になったわ」
と笑い声が続きます。

この行動心理に関して、もう一つ興味深いことがありました。

時間は前後しますが、先にそれをお話します。


多くの方に楽しい旅をしていただければと思っています。
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