たびびと

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トイレ事情 ホンジュラスの風

2010年02月24日 | ホンジュラスの風
ホンジュラスのトイレはどこも汚いです。
想像を絶します。

個室トイレに入ると、まず汚物がたまっているのが目につきます。流されていません。便器にはもちろん大便がこびりついています。
おしりをふいたトイレットペーパーあるいは新聞紙が散乱していることが多々あります。

早朝の日本の駅のトイレ。げろや便が露出したすごい現場に遭遇することがあります。夜間にどなたかが泥酔いし、苦しまれた痕跡ですね。
早朝のなで、清掃員さんがやってくる前の悲惨な状況です。
すごい匂いがトイレの外までただよってきます。

みなさんも一度はご覧になったのではありませんか?

ホンジュラスのトイレはそれとよい勝負なのです。

たくさんの蚊が飛んでいることもあります。
マラリア、デング熱などの熱帯病は、蚊に刺されると感染することがあります。感染する人は少なくないため、トイレに行くときも、虫刺されに細心の注意を払います。

田舎で最初に下宿した家では、部屋に自分用のトイレがありませんでした。だから家族共用トイレを利用します。
トイレが長期戦になりそうなときは、必ず香取線香を持参していきました。無防備で行くと、蚊のえじきになるからです。まさに戦場です。

ホンジュラスはどこもそうですが、住んでいた地域チョルテカも慢性的な水不足です。
普段、生活用水に不便しているので、そもそも大便、小便をしても便器を流す十分な水を確保することができません。

それ以前の問題として、(推測ではありますが)用をたした後、毎回トイレの水を流す習慣がないようです。
頻繁に水を流すと、ためおきの水があっというまになくなってしまうからだと思います。

各家には大型の水だめが整備されています。家によりその大きさは様々です。
水道から水が出るのは週に2、3回。そのときに水をためます。でもその水だめは満杯になりません。水はチョロチョロとしか出ないからです。

水だめの水がなくなると、生活用水を購入する家もあります。
ちなみに、ほとんどの家庭が飲み水を購入します。

日本がいかに水に恵まれた国かがわかりますね。塩素が混入されていますが…。

大便の場合、トイレットペーパーでふいた後、流すことができません。トイレの外に捨てていくことになります。
家庭のトイレでは、トイレ横に小さなごみ箱が用意されています。そこに用をたした後、紙を捨てます。

首都など比較的水がある地域でも、基本的にトイレットペーパーは便器に流しません。
「配水管が細いからだ」
ということを聞いたことがありますが、これが真実かどうかは定かでありません。

しかし、学校のトイレ個室にはごみ箱等がない場合が多いです。だから、個室周辺にトイレットペーパーが散乱するのです。

汚れのレベルにショックを受けないよう、トイレに入るときはいつも気合いを入れていました。トイレに行くという自然な行為ですが、それなりの覚悟が必要だったのです。

多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
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