たびびと

世界を楽しく旅しましょう!

世界遺産観光地から開発途上国まで、世界各地の心あたたまる、すてきな風をお届けします。

お手伝いさんの紹介

2013年04月24日 | ホンジュラスの風
お風呂の残り湯を使える洗濯機がある。
わが家でも使っている。
残り湯を有効利用できるので助かっている。

ホンジュラスでもこのタイプの洗濯機は有効利用できる。
吸水ホースをピラと呼ばれる水だめへ入れれば、水道から水がでなくても、電気洗濯機が使える。

にもかかわらず、普及しない洗濯機。

洗濯はまだ手洗い。
お手伝いさんの雇用が一般的。
洗濯機が、安いとはいえ、田舎の人にはとても高価。
電気がよくストップ。使えない。
蛇口からの水がでない。不便。

こんな、さまざまな問題が影響して、電気洗濯機はなかなか普及しないようだ。




お手伝いさんの仕事は多い。
洗濯、掃除、炊事、子どもの世話など、何でもあり。




お手伝いさんの生活を紹介してみる。

ホンジュラスの田舎に住んでいたとき、20代前半の若い女性のお手伝いさんがいた。
ベロニカといった。

1か月の給料は300レンピーラ。
当時のレートで、20ドル程度。

教員の初任給が100ドル少し。
それに比べると、このお手伝いさんの給料は、極端に少ない。




彼女は朝から晩まで仕事をしていた。
掃除、洗濯、炊事など、何でもやった。

すごかったのは、ガスがなくなったとき。
小型のガスボンベを軽々と持ち上げ片手でかつぐ。
自転車にのり、ガスを充填しに行った。
小型とはいえ、大きなボストンバックくらいの大きさがある。日本のガスボンベを小型にしたものだ。

もちろん材質は日本と同じ。鉄のかたまりなので、かなり重い。
30kg以上はあるだろう。

小柄な女性なのに力がある。
感心して見ていた。




食事は無料で雇い主の家で食べることができる。
彼女の家は貧しい。食べるのにことかく日もある。

毎食安心して食べられるだけでも、彼女にとっては大変なメリットのある仕事だ。

ベロニカが雇い主である家族と同じ食卓につくことは少ない。
禁止されているわけではないが、後から、あるいは、先に、仕事の合間をぬって別の場所で食べている。


雇い主の大家さんとベロニカの関係はどうだろう。

ときどき厳しい指示がある。業務命令だ。
ベロニカがまじめに仕事をしていないときなので、これは仕方がない。
基本的には、家族の一員のような接し方。奴隷制度のような感じではない。使用人というさげすみもない。


ベロニカと雇い主の2人の子どもとは友達どうし。
子どもは10歳以上年下の男の子だが、よく毎日一緒に遊んでいる。仕事はそっちのけだが…



■■ 株式会社主婦の友ダイレクト
飲みものにまぜるだけ!
1日わずか140円のカンタンダイエット
「じゃがいもdeダイエット ポテイン」