ここ数ヶ月、近くの寺へ座禅に通っている。
500年以上続く、曹洞宗のお寺。
はた目は、そんなに歴史のあるような寺には見えない。ごく普通のお寺だ。
お寺の周囲は、宅地開発により家がならんでいる。
かつては、山の中にぽつんと寺だけがあった。
電気も水もないところに、先代の住職が再開させたお寺だ。
500年の歴史はあるものの、一時期、常駐するお坊さんがいなかった。
このような住職なしのお寺が国内には結構あるという。
この寺で毎週日曜日の朝、座禅会を開催していることを知った。
電話をして座禅について聞いてみる。
「ああ、どうぞどうぞきてください。最初は10分前にお願います。少し説明させてもらいます」
すごく元気のいい和尚さん。
参加について少し迷っていたが、この和尚さんの声に魅かれて、その場で参加の申し込みをした。
座禅のことはそのうち詳しく話をしていきたい。
この座禅会で面白いのが、座禅後の懇談会だ。
おもち、茶菓子を食べながら、1時間ほど座禅をした人たちと歓談をする。
用事がある人はすぐに帰るが、大半の人は残る。
和尚さんも一緒に話す。
堅苦しくない、愛嬌のある、まったくえらぶらない、ごくふつうの人である和尚さん。
一市民として、一緒に談話をする。
ある日のことだ。
何と自衛官になった人が参禅していた。
大学卒業後の1年目。
数ヶ月が経過。初めての休みで、久しぶりの座禅会に参加してきたという。
聞けば、高校生のときから座禅に参加していた強者である。
この話を聞いて、すごく精神的に成熟した人物かと思いながら、話を聞いていると…
大学時、就職活動を開始してすぐにいやになる。
公務員がいいのでそちらへ進路変更。
ところが、もうどこも申し込みを締め切っていた。勉強もしていない。
それで自衛隊に入るしかなかった。
初めての休みで、行ったのがネットカフェ。
今回の帰省でおじいさんと話をしたら、叱られたらしい。理由は、入隊したばかりで、もう定年後のことを話していたからだそうだ。
このように、何でも正直に話をする若者だ。
「この人に国の治安を任せていいのだろうか」
と思ったりもしたが、まあ、世の中こんなものだろう。
驚いたのは、高校生から座禅に参加しているとのこと。
ぼくは、高校生のときに座禅のことを考えたことはなかった。知っていても、参加する勇気があったかどうかはわからない。
精神世界のことに興味はあったが、読書というものをしていなかった。
自衛隊というのは想像以上の組織らしい。
自由行動はない。
部屋は10人部屋。
プライバシーなし。
かなりの上の階級でないと個室はない。
結婚しないと、原則寮での暮らしが続く。
何と、トイレにいくときも、他の人とチームを組んで移動をする。
要するに、チームプレイを大切にしている。一人では行動できないのが原則だ。
すごい世界。
「就職活動をして、民間に入社した方がよかった」
とは言っていなかった。
人間不信に陥っているという。
一見、すごく愛想のいい、明るい人が、集団生活をしていく中で、とてもネガティブな人物だということがわかってしまう。それが何ともいえずにやりきれないらしい。
若者らしい、こじんまりしたおみやげをみんなでつまみながら、楽しく話を聞いた。
背中に汗を流しながら、京都の駐屯地へと元気に帰って行った。
■■ おいしい天然水.com(天然水宅配シェアNO1全国41万件コスモウォーター)
ウォーターサーバーレンタル料永久無料
■■ 書く、聞く、会話で英語を身につけたいならオンライン英会話のアイビーエル
毎日レッスンで月額4,480円!1レッスン当たり146円
まずは無料体験レッスン×2回のお試し
500年以上続く、曹洞宗のお寺。
はた目は、そんなに歴史のあるような寺には見えない。ごく普通のお寺だ。
お寺の周囲は、宅地開発により家がならんでいる。
かつては、山の中にぽつんと寺だけがあった。
電気も水もないところに、先代の住職が再開させたお寺だ。
500年の歴史はあるものの、一時期、常駐するお坊さんがいなかった。
このような住職なしのお寺が国内には結構あるという。
この寺で毎週日曜日の朝、座禅会を開催していることを知った。
電話をして座禅について聞いてみる。
「ああ、どうぞどうぞきてください。最初は10分前にお願います。少し説明させてもらいます」
すごく元気のいい和尚さん。
参加について少し迷っていたが、この和尚さんの声に魅かれて、その場で参加の申し込みをした。
座禅のことはそのうち詳しく話をしていきたい。
この座禅会で面白いのが、座禅後の懇談会だ。
おもち、茶菓子を食べながら、1時間ほど座禅をした人たちと歓談をする。
用事がある人はすぐに帰るが、大半の人は残る。
和尚さんも一緒に話す。
堅苦しくない、愛嬌のある、まったくえらぶらない、ごくふつうの人である和尚さん。
一市民として、一緒に談話をする。
ある日のことだ。
何と自衛官になった人が参禅していた。
大学卒業後の1年目。
数ヶ月が経過。初めての休みで、久しぶりの座禅会に参加してきたという。
聞けば、高校生のときから座禅に参加していた強者である。
この話を聞いて、すごく精神的に成熟した人物かと思いながら、話を聞いていると…
大学時、就職活動を開始してすぐにいやになる。
公務員がいいのでそちらへ進路変更。
ところが、もうどこも申し込みを締め切っていた。勉強もしていない。
それで自衛隊に入るしかなかった。
初めての休みで、行ったのがネットカフェ。
今回の帰省でおじいさんと話をしたら、叱られたらしい。理由は、入隊したばかりで、もう定年後のことを話していたからだそうだ。
このように、何でも正直に話をする若者だ。
「この人に国の治安を任せていいのだろうか」
と思ったりもしたが、まあ、世の中こんなものだろう。
驚いたのは、高校生から座禅に参加しているとのこと。
ぼくは、高校生のときに座禅のことを考えたことはなかった。知っていても、参加する勇気があったかどうかはわからない。
精神世界のことに興味はあったが、読書というものをしていなかった。
自衛隊というのは想像以上の組織らしい。
自由行動はない。
部屋は10人部屋。
プライバシーなし。
かなりの上の階級でないと個室はない。
結婚しないと、原則寮での暮らしが続く。
何と、トイレにいくときも、他の人とチームを組んで移動をする。
要するに、チームプレイを大切にしている。一人では行動できないのが原則だ。
すごい世界。
「就職活動をして、民間に入社した方がよかった」
とは言っていなかった。
人間不信に陥っているという。
一見、すごく愛想のいい、明るい人が、集団生活をしていく中で、とてもネガティブな人物だということがわかってしまう。それが何ともいえずにやりきれないらしい。
若者らしい、こじんまりしたおみやげをみんなでつまみながら、楽しく話を聞いた。
背中に汗を流しながら、京都の駐屯地へと元気に帰って行った。
■■ おいしい天然水.com(天然水宅配シェアNO1全国41万件コスモウォーター)
ウォーターサーバーレンタル料永久無料
■■ 書く、聞く、会話で英語を身につけたいならオンライン英会話のアイビーエル
毎日レッスンで月額4,480円!1レッスン当たり146円
まずは無料体験レッスン×2回のお試し