たびびと

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電話でのやりとり

2012年10月06日 | 語学の旅
多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
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成功談ばかりではない。バカにさたれこともある。

当初、ホンジュラスの文部科学省本省に勤務していた。

赴任予定のチョルテカ県教育長に、出張のことなどを確認するため電話連絡をしなければならなかった。

自分の所属していた部局に外線電話がなかった。予算不足なので、外線電話がある場所が限られている。
そこで、他の部局に行って、貸してもらうことにした。

電話中、教育長とのやりとりが続く。
「いつこっちに来るんだ ?」
「来週中には何とか」

細かい教育課題の話になる。
意味不明だ。
「...」
「もう一度説明するか ?」
「お願いします」

彼の言葉を繰り変えしながら確認していく。
ただでさえ語学力がないのに、電話でコミュニケーションしなければならなかった。
冷や汗ものだった。


電話が終わった。

「どうもありがとう」
前にいた小太りの文部科学省の女性職員に電話機を返す。

彼女がニヤニヤしながら言った。
「お前はまだスペイン語も話せないのか」

悔しかったが、それが事実だった。


赴任から半年後、自分も研修をやっていた。
他の日本人がやる研修を見学していたときは、驚異に感じた。あんなことをすべてスペイン語で説明するなんて…。

最も緊張したのが初日。
入念に準備を重ねる。

参加者は約40名。
月曜から金曜日、午後12時から午後5時までの長丁場の研修。

既に半数の先生は、学校巡回で話をしていたので知り合いになっていた。
気は楽だ。

研修初日、会場に到着すると、半数の先生たちはコーラを飲んで待っていた。
「おはよう」

島に住んでいる先生が半数。30分ほどかけて海を越えてやってくる。
遅刻はいない。やる気にあふれていた。

地区指導主事のウーゴさんが、参加した先生たちにまず挨拶。
最後に研修目的を話してくれる。

初日に帰りのバスに乗れないトラブルがあったが、5日間の研修が無事に終了した。




とにかく、仕事での必要性が語学能力を向上させる。


ホンジュラスで仕事をしていたまわりの日本人を見ていると、必然性の低い人ほど、覚えが遅かった。
そもそも、必要性がないから、真剣にならない。勉強しない。

それでも、2年間、外国に滞在すると、誰でも日常会話ペラペラになって帰国していく。



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