たびびと

世界を楽しく旅しましょう!

世界遺産観光地から開発途上国まで、世界各地の心あたたまる、すてきな風をお届けします。

スペイン語マスターへの道

2012年10月02日 | 語学の旅
語学研修が終了し、首都テグシガルパに移動。

勤務を開始してからも寸暇をおしんで語学力の向上にはげむ。

仕事である学校に向かう。
買い物でスーパーに行く。
どこへ行くにも途中で、同じことを何回も聞く。

「すいませーん。ホセセシリオ小学校はどこですか」
「すいませーん。今何時ですか」

会話の練習のためだ。
自分で話す練習。そしてリスニングの練習にもなる。

バスの中でも質問攻め。
「すいませーん。ホセセシリオ小学校まであと何分ですか」

住んでいるところ、年齢、職業、どこへ行くのかなど、長距離バスでは何でも聞いた。

一度だけ恥ずかしい思いをする。

となりに座った女性は国立大学に通う若い大学生。
ラテン人にはめずらしく、とても上品で落ち着いた性格だった。

次から次へと続く質問と会話に、彼女は、
「ごめんなさい。ここで降りるの」

大学に向かっているはずだったが、かなり手前のバス停で降りて行った。


家で体操するときもスペイン語のかけ声になる。
「いち、に、さん、し」ならぬ「うの、どす、とれす、くあとろ…」

少しずつスペイン語に慣れていった。




業務を開始た当初、日本人がホンジュラス人に行う研修を見学していて驚いた場面があった。

ホンジュラスが手をあげた。日本人の講師へ質問する。
「今、先生は数直線について説明したけど、その数直線のスペイン語の定義はこう表現すればいいんですか…」

驚異の質問だった。
テキストの内容ではなく、スペイン語のニュアンスの質問。

「ぼくたち日本人は外国人で、スペイン語が母国語でもないのに、そんなことがわかるはずはない…」
と思っていたら、講師の日本人は適確に受け答え。

度胆をぬかれた。


責任ある立場。
何があるかわからない。あらゆる質問を想定して準備をしなければならなかった。

全ての質問に対して、正しい回答である必要はない。しかし、受講者が納得できるものでなければならない。
さもないと、一発で信用を失ってしまう。

真剣勝負だった。




というと、すごそうだが、まあ、実際はラテンの人たちなので、失敗でも何でも笑って許してくれた。




■■ おいしい天然水.com(天然水宅配シェアNO1全国41万件コスモウォーター)
ウォーターサーバーレンタル料永久無料


■■ 【無料】 女性限定・初心者専門【わたしの英会話b】無料体験レッスン
女性限定・初心者専門の英会話スクール