兵庫県は31日、斎藤知事の疑惑を告発した元県民局長の私的情報流出の経緯などを調べていた第三者委員会が調査を終えたと発表しました。

 情報漏洩をめぐっては、元総務部長が元県民局長の私的情報を県議らに見せていた疑いと、SNS上に私的情報が流出した疑いが、それぞれ別々の第三者委員会によって調査されていました。

春のライン「桜」

兵庫県知事告発文書問題。兵庫県庁内部告発文書問題 - Wikipedia

県議会が設置した百条委員会が終わり、

県が設置した第三者委員会が終わって、やれやれと思っていたところ、

まだ「第三者委員会」がありました。

そう、元県民局長の公用PCを片山元副知事が没収し、その内容を印刷し、

「こんな奴が書いた文書なんて信用できない」と選挙前に県職員らに見せていた県職員。

それが牛タンクラブのメンバーであった井ノ本知明氏だと言われていました。

百条委員会でも証言を拒否していたので、漏洩したのはほぼ井ノ本氏で間違いないでしょう。

とはいえ確実に誰なのかハッキリさせる為の第三者委員会です。

 

産経新聞の記事が詳しいです。⇩

発者の私的情報漏洩疑惑に元総務部長が関与か 第三者委が指摘 兵庫県知事告発文書問題

兵庫県が設置した第三者委員会は3つあり、

1つは告発文書の内容が事実かどうかを調査し、19日に調査結果を公表していますが、

被告発者の斎藤知事は謝罪したものの嘘八百などの発言の撤回は拒否しています。

 

2つ目の第三者委員会は井ノ本氏による元県民局長の公用PC内の情報漏洩疑惑です。

百条委員会では複数の県議が井ノ本氏からその情報を見せられたと証言していますが、

肝心の井ノ本氏は偽証罪に問われるからと証言を拒否しています。

その後、県は県弁護士会の弁護士らに委託した第三者委員会で調査し、

この程、調査終了を発表しましたが、その内容は非公表としています。

19日の告発文の第三者委員会では斎藤知事にとって分が悪いものでしたから、

今度はその様な事がないように、発表を遅らせたのではと勘繰りたくなります。

そもそも漏洩が真実ならこれこそ公務員失格です。

斉藤知事には記者会見で是非井ノ本氏は「公務員失格だ」と断罪してもらいたいです。

そしてそれなりの懲戒処分は当然です。

 

3つ目の第三者委員会はこれも県弁護士会の弁護士へ委託したもので、立花氏への情報漏洩です。

こちらも悪質で漏洩した者も悪いが、受け取った情報をYouTubeやXで公表した方も悪いです。

その目的は元県民局長のイメージダウンを狙い、斎藤氏の当選が有利になるようにしたものでした。

更に記事にありませんが、立花氏よりも詳細にYouTubeで検証していたのが

元NHK党議員だった丸山穂高氏です。

丸山氏は詳細に分析していましたが、これも元はと言えば、公表されていない情報です。

 

特に立花氏は政見放送、選挙公報、選挙掲示板のポスターに元局長を貶める内容を訴えていましたが

漏洩された情報を基にしていたのですから選挙に与えた影響は大きいです。

政見放送では、

「10人と不倫ですよ、10年間ですよ。」との発言はインパクトも大きかったですし、

選挙ポスターには不同意性交とまで書いていました。

選挙後に立花氏は「10人は嘘、3人だった」と言っていましたが、

妙な屁理屈で、この事も疑わしいです。

この事について斎藤知事は会見で「本物かどうかわからない」との発言から

第三者委員会の設置を県が決めたようです。

 

何から何までこの問題の発端は斎藤知事の犯人捜しであり、

それに絡んで牛タンクラブの面々と立花孝志氏らのNHK党議員や増山氏らの維新の会県会議員たち。

彼らが中心になり斎藤知事擁護をし、歪められた知事選になったのです。

読売新聞によれば県議会が増山氏の漏洩についても調査会を設置した様です。

 

約1年間の兵庫県の騒動ですが、

斉藤知事の初動の誤りが大きく影響したと言えます。

犯人捜しなどせず、最初から第三者に任せていれば、無駄な時間と労力、

そして税金を使わなくても良かったのです。

 

19日公表の第三者委員会の報告にも異議を唱えた斎藤知事。

反省の様子もない斉藤知事ですから巷では県議会の解散や

再度の知事選をすべきだとの意見もありますが、もういい加減にして欲しい、

というのが正直な気持ちです。

 

斉藤知事は県の改革をしたと言われていますが、本当にそうなのかと思いますし、

初動の誤りでどれだけの税金が使われたのか、そして犠牲者を出したのかを

斉藤知事応援団に問いたいです。

それにしても知事応援団の異常さには辟易します。

まるで芸能人の追っかけです。

保身の為なら嘘もつく斎藤氏を応援するとは呆れます。