首相が慎重な姿勢を崩さないのは、自らを支持する保守派に「将来の女性・女系天皇への布石になりかねない」との警戒感が強いためだ。そもそも首相自身が過去、女性宮家に否定的な考えを周囲に漏らしている。

 こうした状況に、政府内では「国民的な合意を形成するのは困難」との声が大勢だ。ある首相官邸関係者は取材に「事務的にはいろいろ検討しているが、結論は急がない」と明言。当面、代替わりに伴う式典準備に専念する方針も明かした。

 ただ、女性宮家創設が議論されるきっかけとなった皇族の減少は対応が急務だ。皇室典範は「皇族女子は、天皇および皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」と規定しており、10月29日に結婚した高円宮家の三女絢子さんは皇籍を離れた。今後も女性皇族の結婚が続けば、皇室の活動を縮小せざるを得なくなる。

 昨年6月に成立した天皇陛下の退位特例法の付帯決議は、当時の民進党の主張を踏まえ、「皇位の安定継承」とともに「女性宮家の創設等」を退位後に速やかに検討し、国会に報告するよう政府に求める一文を盛り込んだ。期限を区切っていないとはいえ、結論を急がないとする今回の方針に野党側から批判も出そうだ。 

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野田元総理は女性宮家創設、更には女性天皇、そして最終的には女系天皇を望んでいるのでしょう。

これは男女同権からの考えなのでしょうが、歴史的な事をもっと考えてもらいたいです。

 

男系男子の皇統が続いてきた日本です。

2678年にわたり連綿と続いてきたこの歴史は世界を見渡しても稀有です。

http://s-yoshida1.my.coocan.jp/souko/db-sekaisi/sekaisi-taishou-nenpyou.pdf

 

この歴史を守れるものなら守りたい、そう思うのは当然です。

では男系男子の皇統が危ぶまれている原因は何かというと、

大正時代までは側室が設けられ、正妻との間に男子がいなくても凌げました。

しかし現代では憲法上でも道徳上でも側室は許されません。

 

また戦後のGHQ政策で皇籍離脱を余儀なくされた皇族がいた事を忘れてはなりません。

連合軍の政策で一挙に皇族の人数が減ったのです。

そう考えると占領軍の政策で離脱させられた旧皇族方が復籍して頂ければ

男系男子の皇統が途切れる心配も少なくなります。

 

女系天皇を安易に考えると、後悔する時が来るのではないかと思います。

そのよい例が眞子さまと小室圭氏との関係です。

小室氏に下心があったのかどうかわかりませんが、

皇室の事を全く理解していない男性が皇室に入り込む事は危険です。

 

小室氏の件でも分かるように、旧皇族の復籍を第一に考えるべきだと思います。

とは言うものの旧皇族方の考えも無視できませんから、復籍の意思確認も必要ですし

国民も旧皇族方に馴染む時間も必要ですから政府には早急に動いてもらいたいです。

 

旧民進党の議員たちは何としても女性宮家創設を実現させたい様ですが

皇位安定継承の為には女性宮家創設より前に、旧皇族の復籍復帰が先決ではないでしょうか。