新潟市内で横田めぐみさん(行方不明時13歳)が北朝鮮に拉致されてから15日で丸39年。同市中央区の市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」で開かれた県民集会には、めぐみさんの弟哲也さん(48)や、同じく拉致被害者で2002年に帰国を果たした曽我ひとみさん(57)らも出席し、拉致被害者全員の救出に向けて決意を新たにした。

 県民集会はめぐみさんが拉致された11月15日に毎年開催している。冒頭、米山隆一知事は「県民、国民が拉致問題を許さないという気持ちを持ち続けることが、北朝鮮と交渉を続ける政府の背中を押す」と呼びかけた。加藤勝信拉致問題担当相は「北朝鮮が拉致問題の特別調査委員会を設置してから2年半近くがたつが、1人の帰国どころか道筋すら見いだせず、痛恨の極みで申し訳ない」と陳謝した。

 めぐみさんの父滋さん(84)と母早紀江さん(80)はインターネット中継で参加し、「なぜ被害者を日本に帰さないのか不思議だ。政府は一番良い知恵を出して、拉致問題を解決し、北朝鮮と良い交流ができることを願っている」と訴えた。

 加藤氏は集会に先立ち、めぐみさんが拉致された現場を初めて視察。救う会新潟の高橋正会長からは、拉致問題の早期解決を願う約1万8000人分の署名が手渡された。

 集会後、哲也さんは「拉致被害者家族の高齢化が進み、私の両親もいつどうなるかわからない。39年もたつが、いまだに解決しないのは本当に悔しい」と話した。【堀祐馬】

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昨日11月15日は横田めぐみさんが拉致された日です。

13歳の時から既に39年。

日本での13年と北朝鮮での39年。

物心つくのが幼稚園頃としたら、日本で僅か10年未満。

日本での記憶も薄れてきそうな程、北朝鮮での長い年月。

横田さんは良い暮らしをしているという話がありますが、それも噂だけ。

どんなにご両親に会いたいのか、弟さん達に会いたいのかと思うと、

自分の力ではどうしようもないもどかしい気持ちだと思います。

そして何度も絶望をした事でしょう。

 

日本政府は本気を出していますか?

本当に拉致被害者の方々を救い出そうと思っていますか?

 

ストックホルム合意で一時は希望を持ちました。

しかし、その内容を見て、驚き失望しました。

なぜなら拉致被害者救出が第一の目的のはずなのに、優先順位が最後、

遺骨返還、日本人妻の帰国、そして拉致問題。

順番が違います。

拉致問題が最後にするという事はそれだけ軽視しているという事です。

否定しても、北朝鮮はそう感じ、そして日本政府は間違ったメッセージを送ってしまったのです。

 

その証拠に 「夏の終わりから秋の初め」に調査結果を報告するとの約束をいとも簡単に破りました。

 

本当に本気を出していますか?

 

拉致担当大臣も次々替り、それも専任ではなく幾つも兼任する大臣です。

 ※官邸HPによると

 現大臣の加藤勝信氏の職名は 

 ①一億総活躍担当 ②働き方改革担当 ③女性活躍担当 ④再チャレンジ担当

 ⑤拉致問題担当  ⑥内閣府特命担当大臣(少子化対策 男女共同参画)

6つもの職を兼任しています。 

そして拉致問題担当は5番目に記載しているので、その点でも本気度を疑います。

 

加藤大臣は6つもの職の兼任だから無理もないとは思いますが、

横田めぐみさんが拉致された場所を訪れたのも昨日が初めて。