衆院議員宿舎で開かれた懇親会「赤坂自民亭」は、首相のほか、岸田文雄政調会長、竹下亘総務会長、小野寺五典防衛相らが出席。森山氏は出席していなかった。

 西村康稔官房副長官が5日夜、グラス片手に笑顔の集合写真を添え、「和気あいあいの中、若手議員も気さくな写真を取り放題!」とツイッターに投稿すると、ネット上で「この非常時に懇親会!」「中止に出来なかったのか?」と批判が広がった。*******************************************************************************

今回の西日本豪雨は日増しに被害が拡大しています。

被災された方も、他の地域の方もこんな事になると思っていなかったでしょう。

テレビでは早めの避難所への避難、また危険が迫れば2階へ避難をと言っていました。

避難所のあの雰囲気、プライバシーも無い所に避難するのは躊躇った事でしょう。

出来れば2階にしたい、そう思ったでしょう。

 

西日本では丁度1週間前の4日から雨だったと思います。

5日からはかなりの雨量でした。

大変な事になっていると知ったのは、2階のベランダから助けを求めているテレビの映像でした。

ベランダから水をすくい出しているのですから、2階も浸水していたのでしょう。

水没した街で空からの救助 何人いるのか把握困難(18/07/07)

これが7日のニュースだと思います。

倉敷市真備町が大変な事になっています。※リポーターは外国人?

 

では国会議員や政府関係者が知ったのはいつだったのでしょう。

5日の夜に自民党議員が懇親会を開いた事がちょっとした問題になっています。

左翼野党が騒いでいるのですが、この時点で閣僚会議を立ち上げるべきだったのでしょうか。

 

立民の杉尾氏が7日午前10時の関係閣僚会議開催は遅いと噛み付いています。

豪雨災害の政府対応 野党側“遅れ”を追及

情報が少ないうちに立ち上げても意味がありません。

中身がどうなのかという事です。

会議で政府はどう対策を立てるか、各自治体にどう指示するかです。

といっても、まずは各自治体が対策を立てるべきだと思いますが。


07月06日 20:09の毎日新聞では

<大雨>115万人に避難指示 3人死亡、不明は9人か

 西日本から東日本にかけて梅雨前線が活発に活動を続け、記録的な大雨は6日も続いた。京都府の女性が川に流されて死亡し、死者は兵庫、広島各1人と合わせて計3人となった。また、広島県内の広域で同日夜、土砂崩れが複数箇所で発生したとの情報があり、消防が救助活動を続けている。気象庁は数十年に1度の異常な大雨に最大の警戒を呼びかける「大雨特別警報」を岡山、広島、鳥取、福岡、佐賀、長崎、京都、兵庫の8府県に出した。2013年の運用開始以来、6県同時の発令は最多。

 ほかの地域でも土砂災害や河川の氾濫の危険が高まり、毎日新聞の午後9時現在の集計で、近畿や九州、中国など2府22県で約115万3000人に避難指示、約264万8000人に避難勧告が出ている。これまでに、9人が行方不明になったとの情報がある。

6日夜のニュースは避難指示や避難勧告が出ていますが、この時点で3人死亡です。

6日夜の時点で大変な事になったと分かったのではないでしょうか。

では、この情報を基に関係閣僚会議を開催したと思いますが、それでも遅いというのでしょうか。

 

今回の対応が後手後手に回ったのは否めません。

それは政府というより各自治体も同じです。

またテレビももっと危機が迫っている事を警告すべきでした。

あの時はオウム事件の死刑執行もあり、河川氾濫の危険性の警告は少なかったと思います。

 

対応が遅いとか、5日の夜に懇親会を開いていたとは何事だ、と言うより、

被害拡大を知った時点でどう動いたかです。

 

因みに懇親会の批判をした左翼野党ですが、彼らも豪雨を深刻に考えていませんでした。




 

自民党が懇親会を開いた同じ日に立憲民主党も豪雨災害に危機を感じていない様子です。

これは立憲民主を批判するのではありません。

それだけ東京では西日本豪雨が大被害をもたらすとは誰も考えていなかったのです。

問題が起こってからあれこれ批判するのは卑怯です。

批判するなら、その後の対応がどうなのかを追及すべきで、

その事により政府も国会議員もそして私たち国民も反省すべきではないでしょうか。

何でもかんでも安倍政権批判に利用する左翼野党こそ批判されるべきです。