河野外相と北朝鮮の李容浩リヨンホ外相が、3日にシンガポールで行った意見交換の内容が分かった。河野氏は、日本政府として日本人拉致問題の解決に向け対話を行う用意があることを伝え、李氏は対話を拒否しなかった。複数の日朝関係筋が明らかにした。
河野氏は「日朝間で話し合う用意がある。拉致問題の解決につながることが極めて重要だ」と語りかけ、安倍首相と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による首脳会談も含めた日朝間の対話が必要だとの考えを伝えた。
李氏から拒む発言はなく、北朝鮮側が従来繰り返してきた「拉致問題は解決済み」との主張もなかった。
さらに河野氏は「核、ミサイル、拉致問題が解決すれば、(2002年の)日朝平壌宣言に基づき、不幸な過去を清算して国交を正常化し、経済協力を行う用意がある」と強調した。李氏は「日本がまずしなければならない課題は過去の清算だ」と述べた。
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北朝鮮に求める事は完全で不可逆的な非核化、そして拉致被害者全員の開放です。
他には生物化学兵器などあらゆる兵器の廃棄も迫るべきでしょうが
喫緊には非核化と拉致問題解決です。
拉致問題については北朝鮮外相から解決済みとの主張がなかったようですが、
それは日本の足元を見ているとも言えそうです。
拉致問題解決に前向きだと匂わせ、少しでも有利にしたい、
出来るだけ多くの資金を手に入れたい、そんな魂胆ではないでしょうか。
北朝鮮は極貧国であるが故に、生き残りの為の交渉術に長けています。
拉致問題の解決を肯定も否定もせず、そして日本を焦らし、出来るだけ巨額の援助を得たい。
そんな気なのでしょう。
河野外相は北朝鮮の欲しがっている資金援助をチラつかせ、
その条件として核・ミサイル、拉致問題の解決を迫ったのです。
ただ、戦後補償として朝鮮半島の唯一国家として韓国が既に巨額の援助金を受け取っています。
ですから、過去の清算は北朝鮮の分も韓国に支払い済みとも言えるのです。
ところが日朝平壌宣言で小泉首相が国交正常化後に資金援助すると言ってしまっています。
5人の拉致被害者の帰国が掛かっていたので仕方がなかったのかもしれませんが、
軽率だったのではと思ってしまいます。
しかし、日本は武力攻撃できない為、北朝鮮を動かす為には経済協力しかないのですから
ここで平壌宣言が生きてくるのですから批判ばかり出来ませんが。
ところで河野外相と北朝鮮外相との接触について元毎日新聞記者がSNSで拡散していました。
すぐに河野氏は反論していますが、何の為にこの様な事を言うのか理解できません。
有田議員もツイートしていますが、この情報元はどこなのか、板垣氏の妄想なのか。。。。
いずれにしても、非核化も重要ですが、拉致被害者や親御さんたちの年齢の事を思うと
何としても、一日も早い拉致被害者開放を望みます。
その為に安倍首相と河野外相の手腕に期待します。
なんでこんな嘘を垂れ流すのかな。 https://t.co/SeI7EcSsKa
— 河野太郎 (@konotarogomame) 2018年8月7日
河野外相が北朝鮮の外相と立ち話をしたことが大きく報じられた。かつて岸田外相が立ち話をしたことも報じられ、ご本人も国会でそう発言したが、じつは事実ではなかったようだ。北朝鮮側が否定しているからだ。今回、立ち話はしたのだろう。でもこれが外交なのか。日朝交渉の現状はこの水準なのだ。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2018年8月4日