
自民党の穴見陽一衆院議員(大分1区)が衆院厚生労働委員会で参考人の肺がん患者に「いい加減にしろ」とヤジを飛ばした問題で、大分がん研究振興財団(大分県由布市)は22日、穴見氏から理事辞任の届け出があったと発表した。「一身上の都合」としているが、直前に本人から財団評議員に電話があり、「大変迷惑をかけた」と謝罪があったという。
穴見氏は2007年の財団発足時から理事を務めていた。辞任届は、近く開く緊急評議員会で受理される見込み。財団は参考人や全国のがん患者と家族に対し、「大変ご不快なお気持ちを抱かせましたことに、心よりおわび申し上げます」とする談話も出した。
植山茂宏理事長は「参考人の方がいろんなことを考えながら発言されていたのに対し、全くそぐわない発言だった。謝罪談話の(喫煙者への)『差別』という言葉もピンとこない」と述べた。
穴見氏は受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案を審議する15日の厚労委で、参考人の肺がん患者に「いい加減にしろ」などとヤジを飛ばし、21日に謝罪コメントを発表していた。
ファミリーレストランチェーン「ジョイフル」の運営会社(大分市)の代表取締役相談役も務めており、同社には電話などが相次いでいるという。広報室の担当者は「発言の批判も、『店は関係ない』という励ましも真摯(しんし)に受け止め、20年に向け受動喫煙対策を着実に進めたい」と語った。(寿柳聡)*********************************************************************************************
受動喫煙について審議中の厚労委員会で、ヤジを飛ばした穴見氏。
肺がん患者の発言中に「いい加減にしろ」とヤジを飛ばして大問題になっています。
それも一度や二度ではなかったそうですから、批判されて当然です。
また穴見氏は「大分がん研究振興財団」の理事だったそうですから驚きです。
今回の件で辞任したそうですが、がんやがん患者に理解がある筈の方が、
あのヤジですから一般人の発言以上に問題があります。
因みに理事は7人いるようで、穴見氏は就任6年目です。
丸5年も関わっていながら、この発言ですから何を考えているやらです。
※現在大分がん研究振興財団役員に穴見氏の名前は載っていますが、
近いうちに削除されると思われます。
受動喫煙を防ぐ為にもっと禁煙場所を増やすことを求めていたようですが、
その意見に異議があれば、ヤジではなくきちんと発言をしたらよかったのです。
それをヤジを飛ばすとは、とくもまあ癌患者の前で言えたものだと思います。
がん財団の理事辞任するのは当然ですが、議員辞職するぐらいの不適当発言ではないでしょうか。
それにしても自民党議員は弛んでいると思わずにはいられません。
穴見氏こそ、「いい加減にしろ」と言いたいです。