
「斎藤知事らの対応、違法可能性高い」兵庫百条委が報告書公表 5日の県議会に提出見通し(産経新聞) - goo ニュース
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)は4日、調査報告書を公表した。内部告発への県の対応について、報告書では「公平性を欠き、大きな問題があった」と明記。告発文書を公益通報と扱わず作成者を特定、処分した対応は「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」とし、斎藤氏による職員への叱責は「パワハラと言っても過言ではない不適切なものだった」と認定した。5日の県議会2月定例会に提出する見通し。
報告書では、兵庫県の混乱と分断を一刻も早く解消すべく斎藤氏に県民に説明責任を果たすよう強く求めているが、法的拘束力はなく、斎藤氏の今後の対応が問われる。
県議会は昨年6月に百条委を設置し、斎藤氏や片山安孝元副知事、県職員らへの証人尋問などを実施。告発文書に記載された疑惑7項目や、元県西播磨県民局長の男性による告発文を公益通報と扱わず、告発者捜しを進めた県の対応を調査していた。
報告書では、7項目のうち、パワハラや贈答品受領などの5項目について「一定の事実が確認された」と指摘。事実確認よりも告発者捜しを優先したり、斎藤氏が記者会見で男性を公にしたりした対応について、公益通報者保護法の指針に基づく措置を怠り、「現在も違法状態の可能性がある」と批判した。
本日、斎藤知事を巡る告発文書についての百条委員会が終了し、
委員会の調査結果の公表を しました。
報道で注目されたパワハラやおねだり疑惑は、程度の差はあれ一応事実だったと結論付けたようです。
ただパワハラは相手の感じ方によっては叱責か指導か、微妙な点があり、
相手の性格や受け止め方により、パワハラかどうかがの判定は難しいところです。
ですから告発書の内容よりも問題は告発者捜しであり、情報漏洩の問題と受け止めていると感じます。
つまり初期対応の拙さです。
そして冷静さを欠いた斎藤知事が記者会見の場で「嘘八百」とか「事実無根」
更には「公務員失格」との発言が問題だったのです。
以下は兵庫県議会のHPに掲載された調査報告書案です。
これが明日の県議会で議論され議会の承認を得て「調査報告書」になります。⇩
第18回委員会
日時 令和7年3月4日(火曜日) 午後3時
場所 3号館7階 大会議室
内容 調査報告書について
調査報告書の総括として
「令和3年の知事選挙における県職員の事前選挙活動」(以下図表②)
「次回知事選挙に向けた投票依頼」(同図表③)は文書の真偽について事実確認ができなかったが、
その他の項目は一定の事実が確認されたとしています。
※過去の報道での画像なので最終結論と齟齬があります。
報告書では告発文書が事実かどうかが検証され、その結果ですがやはり情報漏洩が問題視され、
井ノ本氏による元県民局長のプライバシー情報の漏洩について焦点が当てられています。
告発文書が事実か否か、事実無根か、嘘八百か。
程度の差はあれ、事実無根とは言えないと結論付けられました。
また優勝パレードについては、刑事告発されている為、有罪となれば知事は重く受け止めるよう求めています。
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概ねこの報告書に納得しますが、肝心の斎藤知事はどう受け止め、今後の県政に生かしてくれるのかです。
今更再度の知事選は現実的ではありません。
ですからこの報告書や近々発表される第三者委員会の発表を受け、
斎藤知事が気持ちを新たに、悔い改める事は改め、今回の経験を糧に県政を進めてもらいたいです。