沖縄県宜野湾市議会は20日、同市中心部にある米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の賛否を問う来年2月の県民投票に関する補正予算案を賛成少数で否決、松川正則市長が議決のやり直しを求めて再議となったが、再び否決した。松川市長は記者団に「議会の否決は重い。熟慮し、判断したい」と述べ、実施に消極的な姿勢をにじませた。
県民投票条例に普天間飛行場の危険性除去が「全く明記されていない」ことが否決の主な理由。松川市長は9月末に政権与党の支援で初当選した。
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普天間飛行場周辺には市街地が迫っている為、危険を除去する為の移設だった筈。
その為の辺野古移設であり、「辺野古へ新設」ではありません。
宜野湾市民の安全を守る為の移設であり、移設先の辺野古地区の住民も納得済みです。
沖縄の多くの人は米軍がない方がいいと思っているでしょう。
しかしそこで雇用があり、また米軍の存在が抑止力にもなっているのも事実です。
ですから急に全ての米軍を撤退するのは日本にとっては危険です。
折角辺野古移設が決まっていたのに、鳩山政権の無責任な発言の所為で混乱しています。
民主党政権で移設先は辺野古しかない事が判明したのに、
未だに民主党系の議員までが移設に反対している理由がわかりません。
反対するという事は宜野湾市民の生命を危険に晒し続けるという事です。
その事をどう思っているのか反対派に聞きたいものです。
一番この問題を深刻に考えているのは普天間飛行場がある宜野湾市民です。
また尖閣諸島を抱える石垣市や中国の脅威を肌で感じている宮古島市が
米軍の抑止力の必要性をよく理解しているでしょう。
ですから今回の県民投票にそれらの自治体が反対しているのです。
他市町村に波及懸念 県にとって正念場 宮古島市長の県民投票不実施表明
この様な事情を理解せず、ただ単に感情的に辺野古移設を反対している人達は無責任極まりないです。
辺野古埋め立て阻止の嘆願書を米大統領に渡す署名活動を著名人が呼び掛けているようですが
どれだけこの問題を理解しているのか甚だ疑問です。
米大統領に「辺野古止めて」=署名10万筆超える―著名人も呼び掛け
ただ何となくとか
カッコいいからとか
良い人アピールとかで参加しているのではないのかと思わずにはいられません。
宜野湾市民の安全をどう確保するのか是非聞きたいものです。
また政治家ならこの問題の本質を知っているのかと思ったらそうでもないようで、
向日市議会が
「沖縄の民意を尊重し、辺野古の新基地建設を強行しないことを求める意見書」を可決したとか。
だいたい「新基地建設」と言っている事からして誤解しています。
新しく米軍基地を建設するのではありません。
あくまでもキャンプシュワブ沿岸部を埋め立てて普天間飛行場を移設させるのです。
それも今よりも面積を減らしますし海上ですから騒音も減ります。
反対している人達はどこまでこの問題を理解しているのか、
そもそも県知事さえ、市民活動家まがいの事をし、宜野湾市民の安全確保を無視しているのですから
翁長氏に続き、沖縄県知事は何を考えているのやらと思います。
当初の予定通りならとっくに辺野古移設が完了し、宜野湾市民の安全が守られている筈でした。
それを鳩山政権の所為で引っ掻き回され、大混乱に陥られされています。
その事を日本人ならよくわかっておくべきではないでしょうか。
沖縄県には特別に巨額の予算が計上されています。
それを普天間飛行場が閉鎖された後の土地利用や雇用確保に使われたらと思ったら
なんと時間と資金を無駄にしてしまったのかと思うと残念でなりません。
巨額の特別振興費はどんな事に使われてきたのかを是非伺いたいものです。
沖縄県の地方紙2紙と、翁長氏や玉城氏に騙されていてはいけないと、
もっと多くの人にこの問題を真剣に考えてもらいたいです。