
西日本豪雨では、岡山、愛媛両県の被災地で引火性のLPガスボンベ約2400本が川や海に流失し、業者や海上保安部が回収に追われている。大半が回収され、引火や爆発の事故は起きていないが、土砂崩れの現場で埋まっている可能性もあり、経済産業省が注意を呼びかけている。
岡山、愛媛両県のLPガス協会によると、岡山県では高梁たかはし川とその支流が氾濫し、高梁市と矢掛町にあるガス事業者の敷地内から計約1400本のボンベが押し流された。約800本が流された事業所の従業員は「これまで浸水したことはなかった」と語った。
愛媛県では大洲おおず市の肱ひじ川があふれ、約1000本が流失。瀬戸内海を挟んで対岸の山口県の沖合で見つかったボンベもあり、第6管区海上保安本部(6管)が数十本を回収した。
河口や海上の捜索で、16日までに2200本以上を回収したが、海上のガスボンベが船にぶつかれば爆発したり船が破損したりする可能性があるため、6管が注意を呼びかけている。
岡山県LPガス協会の山田隆専務理事は「ガスが漏れても屋外ではすぐに薄まるが、火の気は禁物。ボンベを見つけたら協会や業者に伝えてほしい」と話す。
土砂崩れの現場では、重機で土砂を撤去する際、気付かずにボンベを破損させる恐れがある。経産省によると、2府4県の計15戸でボンベの埋没が確認された。広範囲で土砂災害が起きた広島県ではさらに多くのボンベが埋まっている可能性があり、県LPガス協会は、破損した場合はボンベから離れ、協会に知らせるよう求めている。**************************************************************************
災害ではライフラインの復旧の速さで、その後の生活が左右されます。
電気は地震の時でも比較的復旧が早いです。
水はというと、今も断水が続いているところも多く、不便を強いられています。
飲み水は勿論、トイレやお風呂の水に困るんですよね。
地震の時は、すぐにお風呂に水を溜めるのが重要ですが、洪水で水を溜められないし、
そもそもそんな発想はしないでしょう。
こんな場合、やはり頼るのは自治体や自衛隊です。
今までも給水がされていましたが、この程海水を淡水化する装置で被災地に給水するようです。
広島空港を拠点に活動している航空自衛隊広島地区派遣隊は、本日、独立行政法人水資源機構と協力して、海水を淡水化して豪雨災害被災者の方々への給水活動を実施しました。詳しくは、https://t.co/ld10ux8FxQ pic.twitter.com/8ZMZBh4vqk
— 防衛省 航空自衛隊 (@JASDF_PAO) 2018年7月16日
平成30年7月17日(火)朝9時から、引き続き、広島県三原市の三原港で水資源機構の可搬式浄水装置により「飲料水」及び「雑用水」を提供します。給水時間:9時から19時まで。
— 独立行政法人水資源機構 (@jwa_PR) 2018年7月16日
詳しくはこちら → https://t.co/k0PeMfN4oJ#広島県 #三原市 #断水 #給水 pic.twitter.com/lSRdjeh9Aw
ガスについては電気調理器やカセットガスコンロでなんとか煮炊きは出来るでしょう。
しかし、水と違ってガスは危険を伴います。
阪神淡路大震災では都市ガスの復旧に2か月以上かかりました。
それもひとつ間違えると引火や爆発の危険があるからです。
それはプロパンガスも同じです。
多くはガス事業者が保管していたボンベが海や川に流されています。
経済産業省によると、約2400本が流出し、約2250本が回収済みだとか。
【平成30年7月豪雨の被害・対応状況】岡山県及び愛媛県内のLPガス充てん所から約2400本のLPガス容器が流出したうち、約2250本を回収済です。引き続き各県LPガス協会や事業者が回収作業を実施中です。#meti_saigai #平成30年7月豪雨 #西日本豪雨災害
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) 2018年7月16日
10分ほど前には95%回収済みだそうです。
【平成30年7月豪雨の被害・対応状況】充てん所から流出したLPガス容器の回収は約95%まで進みました。家庭から流出、埋没したLPガス容器も回収中です。見つけた時は、触らず県LPガス協会へ。海上流出もありますので航行の際はご注意ください。https://t.co/6KxMk0FNLz#LPガス #平成30年7月豪雨
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) 2018年7月17日
各方面の活動やボランティアの皆さんの力でこの危機を何とか乗り切ってもらいたいです。
この酷暑です。
くれぐれも無理をされないよう、お願いします。
そして感謝感謝です。
本当にありがとうございます。