
拉致被害者の北朝鮮脱出(R3.12.7)
令和3年12月7日火曜日のショートメッセージ(Vol.612)。
「拉致被害者が北朝鮮を脱出することはできないのですか」という質問をときどき受けます。
韓国人拉致被害者の中には脱出して韓国に戻った人もいます。
楽天ブックス: 北朝鮮に拉致された男 - 30年間のわが体験記 - 李在根 - 9784309223865 : 本 (rakuten.co.jp)
2002年6月発売の脱北者の著書です。
以下が概要⇩
内容紹介(「BOOK」データベースより)
なぜ拉致されたのか?拉致された後、どう生きたのか?拉致された韓国人が、30年にもわたって北朝鮮の苛酷な現実を生きのび、脱出・生還した史上初めての衝撃的な実録。
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 拉致ー悪夢の日々/第2章 北朝鮮社会の一員へ/第3章 砲声なき戦争/第4章 社会主義の実態/第5章 祖国への長い道のり/第6章 恐るべき北朝鮮の野望
著者情報(「BOOK」データベースより)
李在根(イジェグン)
1938年、大韓民国の蔚山生まれ。ソウル均明高校卒業。1968年から漁船の船員として働いていたが、1970年4月29日、甲板員として乗り組んだポンサン22号が操業中に北朝鮮警備艇に拿捕される。北朝鮮の中央党政治学校を卒業後、咸鏡南道咸州郡船舶電動機工場の労働者として配置される。1975年、金聖姫と結婚。1998年8月、食糧難から脱北を決意し、夫人、息子ともども中国へ脱出。2000年7月、韓国の記者の尽力で韓国へ帰還
※李在根氏は32歳の時に漁船操業中に北朝鮮警備艇に拿捕され、北朝鮮で結婚。
その28年後に家族と一緒に中国へ脱北し、2年後に韓国に帰還。
という事は拉致されてから30年後に帰国です。
では他の乗組員は?
そのまま北朝鮮に拉致され続けているんでしょう。
日本人拉致被害者はどうしているのでしょう。
脱北する気力もなく、帰国は諦めているのではと思います。
つまり日本が助けに来てくれると期待もしていないのです。
そう思われている政府は申し訳ないとか、情けないとか思わないのでしょうか。
多分、他人事であり、当事者意識もないから何も思っていないのでしょう。
相手は北朝鮮ですから民主主義国の常識が通用しません。
それは分かりますが、もしも政治家の家族が拉致され続けられていても同じなのか、
それとも諦めるのか。。。。
自分の兄弟や友人が拉致されていても?
最初から諦めていたら取り返せません。
取り戻そうと必死になれば様々な方策を考えるはずですが、
思い当たるすべてを実行し、万策尽きたのか疑問です。
もう一度、初心にかえり何か抜かりはないか、本当に無理なのかを一つ一つ潰していって貰いたいです。
また近年、省庁が新設されていますが、「拉致被害者奪還省」新設をなぜしないのか、
なぜ担当大臣が複数の掛け持ちなのか、それも超多忙な官房長官と兼任です。
それなりの理由があるようですが、ブルーリボンと同じく国内外にアピールする為にも
専任の大臣の必要性はないのか総理に問いたいです。