参院選無効判決 「維新が国会で多数なら秒速で是正」橋下氏、国会を批判(産経新聞) - goo ニュース
「一票の格差」が最大4・77倍だった7月の参院選について、広島高裁岡山支部が定数配分を違憲と判断し、岡山選挙区の選挙を無効としたことについて、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は28日、「立法府は動くしかないが、国会議員は自分の議席が減ることは絶対拒絶。第三者機関に委ねないと永遠に解決しない」と主張した。市役所で記者団に答えた。
橋下氏は「(格差是正は)国会議員が率先してやるべきことだが、議席が減るのをとにかく嫌がる。でもそういう議員を選んでいるのは国民だ」と指摘。「維新の会が(国会の議席の)多数をとれば、こんなの秒速で是正する」と強調した。
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一票の格差是正について、橋下氏は
「維新の会が議席の多数をとれば、秒速で是正する」と指摘しました。
橋下氏が言うように、そんなに簡単に解決できる問題でしょうか。
またお得意の大風呂敷でしょうか。
それとも何か妙案があるのでしょうか?
一番人口の少ない県では最低で定数が3人になります。
参院は3年ごとに半数改選の為、最低でも2人ですから
衆院議員が1人+参院議員2人=3人です。
それで、一票の格差を無くそうと思えば
2010年国勢調査で人口が一番少ないのが鳥取県で588,667人。有権者数は482,961人。
一番多いのが東京都で13,159,388人で有権者数は10,767,627人です。
人口、有権者数ともに東京は鳥取の約22倍です。
ですから、単純計算すると鳥取県の定数が3人だと東京都は66人となります。
他道府県もこのような計算をすれば、
現在の衆参合わせて480+242で722人の定数からかなり増えるでしょう。
しかし 今、同時に定数削減も叫ばれていますから、
限りなく格差が1倍にするには、1院制にする等 根本的に考えないと無理があります。
弁護士でもある橋下さんが秒速で解決できると言うのですから
簡単に解決できる方法があるのかもわかりません。
是非その妙案を聞きたいものです。
でも橋下氏は「維新の会が国会で多数をとれば是正できる」と言っています。
その前提条件の方が限りなく不可能の様な気がしますがどうでしょうね。