【参院選「合区」徳島・高知ルポ】最大350キロを連日往復 合区議員から悲鳴「私で最後にして」「深刻な政治不信を招く」
08月22日 23:04
「一票の格差」是正のため昨年の参院選から導入された隣県の選挙区同士を統合する「合区」。ただ合区は選挙区の広大化や、隣県同士の利害調整の複雑化などさまざまな弊害をもたらしている。誕生してから1年が過ぎた“合区議員”たちは移動時間と活動経費の増加にも苦しみ、「合区は私で最後にしてほしい…」と口をそろえている。
「今日はお許しいただいた2分間のスピーチのため、何としても出席したいと思って参上しました」
(後略)
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1票の格差是正が叫ばれて久しいです。
これを解消する為「〇増△減」と定数を変更して平等にしようとしています。
しかしこれも定数変更だけでは是正できず、「合区」で何とかしようとしています。
この事は、それだけ人口の都市部集中がより一層進んだとも言えそうです。
各人の持つ1票が平等に近付いたかもしれませんが、
これで地方の意見がより一層、国政に反映する事が難しくもなり、
地方が更に疲弊する悪循環になるのではと感じます。
そう考えると、元々の出発点が間違っていたのではないでしょうか。
つまり、1票の格差是正を考える前に、人口の都市集中を解消する事を優先すべきで、
その為の政策を考えれば、待機児童の問題も解決でき、
通勤を含めた就労待遇の改善も望めると思います。
現在の人口の都市部集中での1票の格差是正は
即ち、都市部の意見がより一層国政に反映される反面、地方が取り残され、
1票の格差以上の問題が生まれるのではないかと危惧します。
何でもかんでも平等という考えはどこかで皺寄せが来ます。
昨今、社会的弱者の支援との主張をよく聞きますが、
そう考えると地方も弱者に違いなく、
1票の格差是正が間接的に地方阻害に繋がり、
平等を求めた結果が、差別に繋がるのではと思わずにはいられません。
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