自民党石破派は21日までに、学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題をめぐる産経新聞の記事を党幹事長室が全議員にメールで配布したのは「不適切だ」として抗議した。
送付されたのは7月17、19、20各日付朝刊の加計問題に関する連載記事。このうち、17日付の記事は、石破茂同派会長が地方創生担当相在任時に日本獣医師会幹部らと面会した際、学部新設条件について「誰がどのような形でも現実的には参入は困難という文言にした」と述べたと記載。これに対し、石破派は「発言は事実ではない」と主張している。
幹事長室は同派に対し「閉会中審査の参考にしてもらうため送付した」と説明。一方、同派の平将明衆院議員は21日の記者会見で「石破氏が獣医師会の意思を受けて反対勢力だったという印象操作と取られかねない」と批判した。
******************************************************************
石破派が指摘する産経新聞記事とは以下の記事でしょうね。
新設認めぬ「石破4条件」は獣医師会の政界工作の「成果」だった! 民主党政権でも献金攻勢…
「学部の新設条件は大変苦慮しましたが、練りに練って、誰がどのような形でも現実的には参入は困難という文言にしました…」
平成27年9月9日。地方創生担当相の石破茂は衆院議員会館の自室で静かにこう語った。
この記事を最初見た時は、俄かには信じられませんでした。
しかし、その議事録が実在のものだとわかった時には驚きと共に妙に納得もしました。
平成27年9月10日の日本獣医師会理事会議事録によると、
その会議で北村直人委員長の発言として(P670)
昨日、藏内会長とともに石破茂地方創生大臣と2 時間にわたり意見交換をする機会を得た。
その際、大臣から今回の成長戦略における大学、学部の新設の条件については大変苦慮したが
練りに練って誰がどのような形でも現実的に参入は困難という文言にした旨お聞きした。
このように石破大臣へも官邸からの相当な圧 力があったものと考える。
この議事録から石破4条件は獣医師会の希望に沿い、石破氏が考え出したものだと分かります。
つまり獣医師会が獣医学部新設をなんとしても阻止したいとの考えと、それに同調した石破氏。
果たして、この議事録が捏造なのか、真実なのか。。。。
もしも事実無根なら、石破派は産経新聞に抗議する前に獣医師会に抗議すべきです。
ただこの記事が党議員に配布されたのは石破氏にとっては不利には違いありません。
ですから、石破派が抗議するのも当然と言えば当然です。
しかし、この記事を配布した幹事長室はどういう目的だったのでしょう。
石破氏への牽制なのか、ただ参考資料とだけ考えたのか・・・。
幹事長室とは二階氏幹事長を含めた30名だと思いますが、
https://www.jimin.jp/member/officer/
産経新聞記事の配布は「いい加減勝手な発言は控えろ」と言いたかったのかもわかりませんね。
二階さんなら言いそうだと思いませんか?
ただ、最近の石破氏の発言は反安倍だと受け止められる内容ですし、
自ら党を分裂させているようにも思えます。
安倍首相に良かれと思うなら直接首相に言うか、党内で議論すればいいだけで
何もテレビや新聞で発言する必要もない筈です。
それを敢えて言うのはどういうつもりなんでしょう。
民進党が分裂しそうな気配ですが、この様子だと自民党も分からないです。
民進党の保守的考えの議員と石破氏や村上誠一郎氏、船田元氏らが新党を作るのでは、
と思える最近の両党の動きです。
党内で反発し合うより、それぞれ分裂し新党結党をする方がすっきりしそうですが、
今の時期、政界が不安定になるのも考えものです。
現在の世界情勢や反日近隣諸国の事を考えると、あまり混乱するのは避けてもらいたいです。
それにしても最近の石破氏のテレビ等での安倍批判は目に余るものがあります。
石破氏は自民党をどうしたいのでしょう。
あわよくば、次の総理の座を狙っているのか、自民党に未練がないのか・・・・。
もしも自民党に居続けるのなら、安倍批判は党内だけにしてもらいたいです。
ご訪問ありがとうございます。クリックして応援お願いします。
石破さんには野党時代期待していました。
でも最近どうも安倍批判があからさまになって来ています。
マスコミで安倍批判を言い過ぎです。
それがどのような結果をもたらすのか考えないのでしょうか。
自民党議員なら、そして獣医学部新設に関わった大臣だったなら、もっと積極的に安倍首相は無関係だと言えるはず。
それが他人事のような発言に、今回明らかになった石破4条件が出来た経緯。
これで石破さんもかなり打撃を受けたのではないでしょうか。
派閥が抗議せず、ご自身が抗議すべきだと思います。
ただ、この事により自民党の評判が落ちると思うと残念です。
石破さんは自分の発言が自民党へどう影響するかもっと考えてもらいたかったです。
これじゃあ、自民党を潰したいのかとさえ思ってしまいます。
「発言は事実ではない」だけでは、理解は進まないような気がしますが、言うだけ言って でしょうか?
石破氏率いる「水月会」のメンバー(19名)である平将明氏の言動、石破派は「発言は事実ではない」と
主張で、石破氏擁護としても、石破氏自体が対立軸としての立場での言動が続く中、被害者ぶるのはと、
感じました。
安倍政権での石破氏大臣での決定であった事からしても、その時点では容認していた事となる訳で、
後にそれが覆される事案となった事が、法に沿った手続きあれば、文春インタビューで答えた事は、
何かの意図を以て言っていると解釈される事になり、
今更感 が拭えないです。
元は、石破氏自体の言動に因があるともいえると思いますが、・・・思惑違いの状況にでもなったのかと、
「火消し」?が、幹事長室批判となるのでしょうか。
党内での安倍批判はあって然るべきかもしれませんが、少数意見を取り上げないからと言って、
批判の為の批判に成り下がる様では、納得しかねます。