
日朝議連が「首脳会談実現」決議を採択 「このタイミングはどうか…」慎重論を押し切る
超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」は27日、国会内で総会を開き、日朝両国首脳による直接会談の実現を強く求める決議を行った。6月の米朝首脳会談後も日本にとって北朝鮮情勢に大きな進展がないことから「このタイミングが国益に照らしてどうなのか」(高木啓衆院議員、自民)と慎重論も出たが、議連の衛藤征士郎会長(自民)は「今日決議を出したい」と押し切った。
決議文は「拉致・核・ミサイル等々の諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、(日朝の)国交正常化を目指すべきだ」と訴えた上で、日朝両国首脳の「『直接会談』が、『新しい日朝関係の構築』に資する」と強調し、「『直接会談』の実現に向け最善を尽くす」と明記した。
菅義偉官房長官は27日の記者会見で、決議が求める日朝首脳会談に関し「会談のための会談ではなく、そうした(拉致・核・ミサイル問題の)包括的な解決につながるもの、ということだ」と述べた。***************************************************************************************
タイトルの「日朝議員連盟」は正式には「日朝国交正常化推進議員連盟」と言います。
超党派の議員連盟です。
名称通り、日朝が国交を結ぶ事を目的とした議員連盟です。
産経新聞やJBpressによると、この議員連盟が6月21日に10年ぶりに国会内で総会を開き、
https://www.sankei.com/world/news/180713/wor1807130004-n1.html
https://news.goo.ne.jp/article/jbpress/politics/jbpress-53476.html?page=4
田中均氏と朝鮮総連機関紙平壌支局長が講演をし、
拉致問題の解決を求めないまま北朝鮮との国交樹立を進めようと。
とに角、拉致問題が解決しなくても国交正常化をするべきだ、
早期の日朝首脳会談だと、前のめりの主張があったようです。
※この総会には石破氏も参加していたと伝えられています。
更に、この議員連盟は今月11日の集会には孫崎享氏が講演しています。
これでこの議員連盟はどの様な性格なのか想像がつきます。
とに角、日朝正常化なのです。
そしてその為の過去の清算、つまり経済支援という事なのでしょう。
日韓基本条約での経済支援は北朝鮮の分も韓国に支払ったとも言われていますが
困った事に、日朝平壌宣言で過去の清算をすると宣言してしまっています。
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2002/09/17sengen.html
つまり、韓国への経済支援と同等の支援をすると言ってしまっているのです。
発案は田中均氏なのか小泉純一郎氏なのか、わかりませんが、何と軽率な事をと思ってしまいます。
こうなれば、拉致被害者全員を返してもらわなければ、支援などできないと強く主張し、
被害者全員が無事帰国したら、拉致の賠償を北朝鮮に求めるべきです。
それにしても、日朝議連の日朝国交正常化ありきの姿勢はどうなのでしょう。
一応、今回は拉致・核・ミサイルを包括的に解決し、不幸な過去を清算すると言っていますが、
まずは拉致を解決するのが先決でしょう。
日朝国交正常化の為には過去の清算ではなく、拉致問題解決です。
そもそも植民地支配による過去の清算との文言は事実に反しています。
因みに、この日朝国交議連に「拉致議連」の古屋圭司会長らは激しく非難していますが
最近の古屋氏のパーティ券を巡る報道はこの事と何か繋がりがあるのではと勘繰ってしまいます。
同じく、杉田水脈議員も雑誌への寄稿文を巡り、非難されていますが
南北朝鮮に批判的な議員がターゲットになっている気がしてなりません。
過去の反省とすぐに韓国は言いますが、日本は過去何度も韓国に謝罪し賠償金を払った事、
韓国に過剰に配慮した事、それら過去の日本の政策を反省すべきだと思います。