「本当に驚いた」。めぐみさんの母、早紀江さん(81)はこう前置きした上で、「国際社会で大きな危機のうねりが起きる中、トランプ大統領が拉致問題にも思いを寄せ、発言してくださったことは大きな意味がある」と力を込めた。

 「ブッシュ大統領を含め、米国の指導者にも長く問題を訴えてきた」と早紀江さん。「北朝鮮には人権の側面からも解決すべきことがたくさんある。壊滅的な暴走が起こる前に、トランプ氏の発言が前向きな結果になることを祈っている」と話した。

 11〜15日に超党派拉致議連などとともに訪米しためぐみさんの弟、拓也さん(49)は「安倍(晋三)首相の力添えや、日米同盟の力が発揮されたと思う。訪米に手応えを感じていたが、ひとつの形になったのでは」と話した。

 訪米団は米政府関係者や上下両院議員、国連各国代表部などを訪問。精力的に拉致問題の深刻さを訴えた。訪米団に同行した救う会副会長で福井県立大の島田洋一教授は、面会した米国家安全保障会議のポッティンジャー・アジア上級部長が会談で「拉致問題の重要性を間違いなくトランプ大統領に伝える」と言及したと説明。さらに、ポッティンジャー氏が自らが米海兵隊員だった経験をあげ「海兵隊は1人の仲間も残さない。拉致被害者も1人も残さない」などと語っていたことを明かした。

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トランプ大統領が国連演説で北朝鮮を厳しく批判しましたが、

その中で日本人拉致についても言及しました。

「日本の13歳の少女を拉致した」と。

この事は米国人が北朝鮮に拘束され、その後帰国したものの昏睡状態の上1週間後に死亡するという

最悪の結果となった事と、安倍首相の訴えを真剣に聴いた結果とも言えるでしょう。

 

今まで何度も拉致被害者家族は訪米し、救出に何とか手を貸して欲しいと訴えてきましたが、

何も進展がなかったのも事実です。

 

また本人達は否定している様ですが岡田克也や前原誠司が訪米した際

「拉致問題が北朝鮮の核問題解決の障害になる」との発言があったとも言われています。

即ち、拉致問題に固執するべきではないとの趣旨だと思います。

この件については古森 義久氏がブログで詳細を述べています。

2009年05月01日
拉致の「家族会」や「救う会」が民主党の前原誠司氏、岡田克也氏を批判