
拉致認定と拉致濃厚について(7月28日のショートメッセージです)
拉致認定に関する法律は正式名は「北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律」
帰国した拉致被害者とその家族に対する生活基盤を再建する為の議員立法です。
また漆間警察庁長官が譲れないと言った拉致認定の3要件は
①北朝鮮の国家意思によって、②本人の意思に反して、③北朝鮮に移送されたと主張しています。
https://www.chosa-kai.jp/archives/2299
拉致と言えば蓮池薫さんらの様に無理やり暴力的に連れていかれたとの印象ですが
有本恵子さん、石岡亨さん、松木薫さんらは騙されたとはいえ上記3要件には該当しません。
また寺越さんはお母さんの希望もあり、拉致認定されていません。
認定されてしまったら自由に北朝鮮に行って息子さんに会えないからです。
こう考えると拉致被害者全員救出と訴えていますが、その該当者は誰になるのか
北朝鮮の隅から隅まで該当者を探し出すのは至難の業です。
あの北朝鮮が正直に拉致被害者全員のリストを出す筈もありませんから。
とはいえ、私たちに時間はありません。
拉致被害者も親御さんたちご家族も高齢になってきています。
元気なうちに、この問題を解決させるにはどうしたらいいのか、
私たち一般国民は何をすればいいのか、悩ましいところです。
国民全員が大きな渦になり、この問題が社会問題となり北朝鮮を動かすしかないのか、
北朝鮮への制裁が効き、金正恩や金与正が音を上げるまで待たなければならないのか。
北朝鮮より遥かに経済発展している日本。
そんな日本であっても、軍事力のなさ、法律の不完全さが足枷になり
真面に自国民も助け出せない情けなさを感じます。