【ぼくらの国会・第482回】ニュースの尻尾「拉致で家族が新提案」
「ニュースの尻尾」441回目は、拉致被害者家族会から政府に提出された新たな運動方針について、令和5年3月1日（水）自由民主党で行われた「北朝鮮による拉致問題対策本部」の様子と共にお話ししております。
出演：青山繁晴（参議院議員）
三浦麻未（青山繁晴事務所 公設第一秘書）
北朝鮮は食糧不足で多くの人が餓死していると聞きます。
その人たち、拉致被害者を含めた人たちを救う為に、人道支援をするのはいい事だと思いますが、
果たして食料や医薬品が一般の人たちに渡るのかどうか、
支援品は北朝鮮の上層部に渡るだけではないのか。
少しでも一般の人たちを助ける事が出来たとしても、それが拉致被害者救出に繋がるのかどうか、
そんな事を考えます。
また度々自衛隊が北朝鮮に入り、救出をする話を聞きますが、そんな事が出来るのだろうか、
どの様な方法なのか、空からなのか、海からなのか・・・・。
いずれにしても簡単に北朝鮮領に入れるとは思えないのです。
もしも入れたとしても、自由に動き回れるのか、拉致被害者を探し出せるのか、
探し出すと言っても、どんな方法で？
日本人は集まってくださいと呼びかける訳にもいきませんし、
そもそも拉致被害者の名簿がある訳でなく、名乗り出て来ても被害者だとの証明する手立てもなく、
どうやって被害者だと判断するのか。。。。
色々考えると、どうも現実的ではないと思ってしまいます。
後ろ向きで申し訳ないのですが、人道支援も自衛隊の活動も簡単ではないと思うのです。
やはり北朝鮮が崩壊しない事には解決しないのではないのか、そう思います。
もしも日朝首脳会談が実現したとしても、そう簡単に拉致被害者を取り戻せるとは思えません。
あの金正恩親子の豊満な体型と次々餓死する一般の北朝鮮人。
それが北朝鮮なのです。
支援しても独裁者と一部の特権階級にしか渡らないのなら意味がないのではと思いますし、
それが被害者救出に繋がるとは思えません。
ではどうすればいいのか。。。。。
北朝鮮の崩壊しか思いつきません。
では崩壊の為にはどうすればいいのか。。。。
その肝心の答えは見つかりません。
しかし時間がありません。
被害者も被害者家族にとっても。
政治家が動き、マスコミが動き、世論が動き、そして世界が動く。。。
米韓軍事演習に自衛隊も加わり、金正恩が怯えてこそ解決の糸口が見えてくるのかも。
そんな事を考えます。
本気を出さなくてはなりません。
拉致被害者を返さねば、命を奪うぞ、とのメッセージを送らねばなりません。
拉致問題を解決する為には人道支援に反対しない、このようなメッセージを送っても金正恩は動かない、
そう思います。
