2015年2月4日(水)17:01
次世代の国産エネルギー資源として期待される「メタンハイドレート」の研究を経済産業省などと進めている明治大の松本良・特任教授が3日、県庁で経済関係者らに鳥取沖の調査状況について説明した。埋蔵の可能性がある特有の地形「ガスチムニー構造」が東北沖も含めた日本海の海底で746カ所が確認されたことに絡め、「(相当数が)隠岐トラフにある」とした。
松本特任教授は秋田・山形沖など計3カ所で昨年実際に掘削してサンプル調査を実施。新年度には隠岐トラフも掘削の対象になる可能性も示した。
メタンハイドレートは天然ガスの主成分メタンと水が結合した物質で「燃える氷」と呼ばれる。ガスチムニー構造は日本海側に主にあり、海底下数十メートルに円柱状にガスや水などが詰まった状態で、表層型とも呼ばれる。太平洋側では、南海トラフの海底下約300メートルに砂層型と呼ばれる状態で埋蔵している。
県は2016年度、鳥取大大学院に研究者養成のための寄付講座を設ける。松本特任教授は「全国で研究者を養成している大学はほとんど無いため期待している」と述べた。【高嶋将之】
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民間では青山千春氏が2004年に日本海側でメタンハイドレートを採取していますが
中々実用化されていません。
今まで権益が絡んでいるのか、大学の派閥が関係しているのかそれとも韓国に配慮しているからか
政府は、質が悪く、実用化が難しい太平洋側ばかりを重点的に調査するという
なんとも不可思議な事をやっていました。
それがやっと昨年12月に経産省エネルギー庁が日本海側で採掘したと発表しています。
一方、先に述べたように民間では独立総合研究所の青山千春氏が10年以上前にメタンハイドレートに注目し
最近では地方自治体との協力体制で主に日本海側で発掘調査研究しています。
今回の鳥取沖のメタンハイドレート調査は経産省と明治大学松本良教授が中心となっているようですが
教授は鳥取沖の隠岐トラフにはかなりの量が存在している。と述べています。
今後メタンハイドレートが実用化され、人口減が顕著な鳥取県が発展することを期待したいです。
ただ残念なのはメタンハイドレートの先駆者であり 日本海側でいち早く発見した青山千春氏が今回の調査に参加していない(多分)事です。
何か横取りされた感があるのが、スッキリしないですね。