大会関係者を含むすべての入国者は、空港に到着すると、検疫所でコロナの検査を受けた後、検査結果を数時間待つ。NAAによると、大会関係者の待機場所は当初、制限エリア内だったが、1日あたりの入国者数が想定より多く、不特定多数の人も入る一般エリアに変更したという。

 NAAは、空港検疫所や大会組織委員会などと協議しながら適宜、ロープで動線を変更したり、専用トイレを設けたりして「バブル」を演出している。しかし、一般客との分離は徹底されていないのが現状だ。

 7月20日夜には、第1ターミナルの一般エリアに誘導されたある国の選手団は音楽をかけてボール遊びを始めた。中にはマスクをしていない選手もおり、遠巻きに見守っていた一般客から「オリンピック選手なんだからルールやマナーは守って」と疑問の声が上がった。

 このほか、選手団の待機場所からの移動に義務づけられた組織委スタッフの同行が守られず、使用不可の一般トイレを使う事例もある。一般客が選手に駆け寄って写真を撮ったり、ハイタッチを求めたりするケースも後を絶たない。

 こうした状況が続く背景には、空港にバブル方式の全体を掌握する司令塔が不在の事情がある。NAAは「空港のスペースを提供する立場」とし、検疫所は「検査まで」が基本スタンスだ。空港関係者の間では「一義的には選手たちを受け入れている大会組織委員会が責任をもって対応するべきだ」との声が聞かれる。

 NAAの田村明比古社長は7月29日の定例記者会見でバブル方式について「ルールが守られていない事例があり、検証する必要がある」と述べ、国や大会組織委員会と協議する考えを示した。

連日、武漢コロナ新規陽性者が過去最多を更新しています。

これが東京五輪の所為なのか、それとも一般国民の緊張感の無さなのかはわかりません。

検疫場所の管理が不十分なら空港側が責任を持ってもらいたいですし、

バブル形式に無理があるなら五輪組織委員会の責任です。

検疫所と空港会社が罪の擦り付け合いで見苦しい状態で嘆かわしいです。

そもそも何でも最悪を想定して対処するのが当たり前のところ、

想定以上の入国者で待機場所が一般入国者と同じにせざるを得ないのは認識の甘さでしょう。

厳しい法律の国から緩い日本への入国ですから、関係者は余程の覚悟が必要なのにこの有様です。

 

東京五輪開催前には菅総理も視察をし、指示をしていた筈なのに、

それが活かされなかったのか、総理の認識が甘かったのか。。。

成田の“水際対策”視察 菅首相 対策徹底を指示(FNNプライムオンライン) - goo ニュース

 

 

ところで菅総理の発信力の弱さに批判が集まっていますが、

原稿作成にスピーチライターの作成やアドバイスがあるのか気になりますし、

これだけ総理の発言に批判が集まっているのですから、関係閣僚だけでなく

閣僚全員がもっと団結して対処して欲しいです。

 

またメディアの記者も総理を批判するなら、今まで時短営業を守らない飲食店や

路上飲みを批判してきたのか聞きたいものです。

先日の記者会見で、またかと気分が悪くなった質問がありました。

 

 

 

感染防止に失敗したら辞職するとの覚悟を聞きたかったと高橋氏。

感染防止が思い通りいかなければ、

「失敗すれば辞職すると言ったんだから、即刻辞職すべきだ」と言うつもりなのでしょうし、

辞めたら辞めたで、「無責任だ」とか「今、職務を放り投げるのか」とか批判するのでしょう。

 

総理の喜怒哀楽の薄さが悪いと言う前に、それぞれの立場で感染防止の努力はどうだったのか、

そしてメディアならもっと感染防止の徹底を訴えるべきだったと思ってしまいます。

感染拡大の予測がついても、予測通りにはなりませんし、

予測以上に悪い結果の場合もあります。

最悪を考えて対処すべきですし、性善説に基づく自粛要請では限界があります。

厳しい罰則に反対した人たちこそ、批判されるべきですし、

政府に自治体、業界団体に各企業は感染防止に努力してきたのかと問いたいです。

特に東京都は五輪開催都市なのですから、最悪の状態を想定して対処すべきで、

路上飲みに時短要請無視の飲食店に条例の改正等で対処できなかったのかと思います。