民主党による予算の見直し作業が進んでいます。その作業には色んな問題が含まれているようですが、来年度の予算は見直しのボーダーラインで合格だと思います。
官僚は事務次官会議とやらで、各省庁の細かな調整を計っていたようですが、脱官僚を目指す民主党にはそこまでの細かな調整が出来ません。官僚が属する行政機関の強みは、膨大な量の情報の掌握とと許認可権を握っている事だと言われております。しかも役人は明晰な頭脳集団でもあります。民主党が一つの予算を削ると、おそらく何処かに歪が出ると思いますが、細かな事はあまりつつかない方が良いと思います。何故ならば官僚政治の時は、各省庁のバランスはある程度取れていたかも知れませんが、肝心な国家と国民とのバランスはあまり取れているとは言えない状態でした。
今日もラジオで報道していましたが、見直し対象となった予算項目の中には、誠に美しい言葉の陰に隠れた無駄使い予算があるようでした。例えば予算項目に【弱者】とか【女性】とか【障害者】という言葉を使うと、本当に福祉予算かと誤解してしまいます。本当に弱い立場の方々を支援する様な予算であれば良いのですが、福祉を隠れ蓑にした無駄使いは許してはなりません。
厚生省や文科省に、この様な無駄使いが多い事は周知の事実です。（
まさか、この様な美名に隠れた無駄予算で裏金を作っているんじゃあないだろうなァ）
遅ればせながら、会計検査院も公益法人への税金垂れ流しに目を向ける様になった事は喜ばしいことです。