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山為食堂@和歌山市福町:中華そば
本日、和歌山に出張。
「ココゾとばかり」に、今年の8月15日に行って、盆休みの臨時休業でふられてしまった山為食堂へリベンジに向かった。
うん、ちゃんとノレンが出ている。よかった。外待ちは8名程度。グループで来ているお客さんが多いみたい。店先の駐車場に停めてある県外車のダッシュボードにはラーメンウォーカー関西2013が置いてあったりと、遠くから食べに来る人も多いかと思えば店内の様子では地元のお客さんもまた多いようだった。
テーブルの上に置いてあったメニューがコレ。いわゆる中華そば専門店ではなく、うどんのメニューに種類が多い。そしてうどんのメニューが最高値500円なのに対して中華そばの800円は、やはり高価な印象を受ける。しかしだからといって「じゃ、うどんにしとこう」と云う気にはなれない。こちとら夏の臨時休業のリベンジで来ているのだ。そう簡単に、意志を曲げられるものではない。ということで、やはり「中華そば」を注文。
テーブルのメニュー一覧表だとうどん・中華そば・ご飯と漬けもんだけしかないお店かと思ってしまうが、店内の壁面に掲げられている年季の入った品書きの方には丼物五種類の名が。それにしても、コッチを見ても中華そばの「八〇〇」円だけが後ほど新たに貼り直してあるその様子に、やはり「高いなァ」という印象を受ける。しかしだからといって「じゃ、うどんに...」もう、いいか。
店内、昭和レトロなシックなムード。食べログの店舗情報では「分煙」となっているが、ただ喫煙席と禁煙席に分けているだけに過ぎずホール内の空間が仕切られているわけではないので、非喫煙者にとっては事実上意味の無い分煙である。
そうこうするうち、やって来ましたヤマタメの中華そば。赤の彩りにナルト&カマボコというのは和歌山のみならず珍しいタイプではあるまいか。(それが味に大きく影響するというもんではないけど)
なにより印象的なのはドシっとズシっと濃密な豚骨の美味さを湛えたスープ。といっても脂のしつこさとか臭いとか、ネガティブなところはまったく無く、豚の骨から美味いところだけを煮出して濃縮させましたってところに醤油ダレがこれまた程よい感で組合わさる。さらに、けっこう厚めにスライスされたチャーシューのテロンとした食感、スープに比してちょっと立ち気味な醤油ダレの沁み具合、肉の味。堪らなく、美味い。
さらに、かなり太めなストレート麺が主張するもっちもっち感。やはり、堪らなく、美味い。
これまでに味わった事のあるクラシカルな和歌山のラーメンの中では別格と思える高水準。ムテのとんこつやラーメン軍団の重厚ラーメンが700円なのを思えば割高感はあるとはいえ、これほどにシンプルな中に、これほどの美味さを味わわせてくれるのはサスガ。
スープの底に残る骨粉の量もかなりのもの。ホネの粉が残ればいいってもんではないが、スープの濃密具合なればこそのものであろう。
クルマで行く場合、店先に2台分ある駐車スペースはかなり競争率が高い様子。それより近くの「城北パーキング」に駐車し、500円以上の食事代で1時間サービス券をもらうという手を選んだ方が得策かも。
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【山為食堂】
11:00~17:00
日祝日定休
073-422-9113
和歌山県和歌山市福町12
P:あり
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