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麺屋號tetu@長浜市南呉服町:限定 味噌BLACK&魚介だしの塩SOBA

例年に比して雪の少ない感の今年の冬だが、この日は久しぶりに夜通し降って、それなりに積もった。

 が、長浜方面に北上するにつれ、雪が降り積もった形跡が全くないようなところもけっこうあったりして。

そんなことで、1年半ぶりかな?で、ココ麺屋號tetuに到着。お店の駐車場はないが、店舗北隣にある「豊国駐車場」は65台駐車可で1時間単位100円。コインパーキングとしては激安。ところで、店舗の外観が前回訪れた時と変わっていた。

 

外装の改装とともに、以前は無かった暖簾がかかり、その暖簾にあるロゴは「麺屋 號tetu」ではなく ”RAMEN Kotetu"となった。そして、店先を飾っていたラーメン鉢と麺のアイコンはなくなっていた。
思えば2010年、"The Ra-men Style 號tetu"として開店した当初は店内レイアウトも2人掛けテーブル席を主としたものだった。2012年に対面キッチンのカウンター席を主とした作りに店内を改装したのを機に店名も「麺屋號tetu」と改称。2017年あたりに食券販売機導入。さらに時期については不明だが、店舗の一番奥にあった二段ベッドの一階部を取っ払った仮眠スペースがテーブル席に変わっており、かつての手狭だった感じの店内は、広々と...というほどでもないけれど、時を経るにつれてだんだんと余裕が生まれてきている印象を受けた。

暖簾にあるのは”RAMEN Kotetu”だが、この日のショップカードには「麺屋號tetu」とあるので、正式名称としては結局「麺屋號tetu」でよい、ということだろう。ところでこのお店の場合、他店によくあるようなTwitterやお店公式ブログにおける情報更新は無く(ブログはあるようだが、現状においては実質的な更新は行われていない)、限定麺等の情報はもっぱらFacebookとLINEのみ。気になる方はそちらをチェックされるとよい。

そんなわけで、今回の限定麺情報もLINEからやってきたものだった。やっぱり「麺まで真っ黒」ってのが、気になりましてね。

同行者は、あっさり系の魚介だしの塩SOBA(並)を注文。

出来上がりを待つ間に、カウンター席に置いてあるメニュー表を見てみると、それは「お持ち帰りラーメン」だったり、お店の出汁を使った「鶏鍋」の紹介だった。田中店主が話してくれたことでは、近頃お店のすぐ近くに製麺と仕込みのための作業拠点を取得したそうで、それでこの店内に製麺スペースを取る必要がなくなり、店内空間にゆとりを持たせることもできたようだ。

しばし待つのち、先に出来上がってきたのは同行者注文の魚介だしの塩SOBA。あっさりとしたクリアなスープは品よく魚介の味わいを堪能させてくれる。先日、京都の「麺屋びびび」でやはり同行者が味わった、あのお店の「あっさり塩」にも合い通じる感があるかなぁ?という感想だった。

続いて出来上がってきた今回の限定、味噌BLACK。見た目に相当なインパクト。器も、スープも、麺も、真っ黒。この画像では確認し辛いが、黒主体の中にチラッと金箔を散らしたりして、ビジュアル面はかなり意識してる様子。

そんな見た目ゆえに、どんな味なのか、「味噌」という以外に想像がつかなかったが、実際に味わってみるとこれがまた実によくできている。土台となる出汁には鶏白湯だと思うが、そこに味噌とマー油と、さらに大粒の豚背脂と黒胡椒を組み合わせて味噌一色ではない複層的で奥の深い味わい。これ、今回の一発で出来上がったものでなく、以前から試行錯誤しながら改良を重ねてきた「黒い味噌ラーメン」の現在形なのだろう。そこに今回は「黒い麺」。竹炭と黒胡椒を練り込んだそうだが、これがなんとも艶やか&しなやかな中太ストレート。もちもち感、コシ、弾力感、啜って実に素晴らしいのに驚いた。そんなスープと麺に豚ロースと鶏の実にしっとりとしたレアチャーシュー、食感艶やかな多目のメンマ。しゃきしゃき白髪ネギ。ここまで充実の内容で850円。よ〜やるなぁ〜。そして、なにより、実に楽しそうに仕事をしている田中店主と厨房スタッフ。前向きな、上機嫌な雰囲気が店内に溢れていると、食べている側もなんだか幸せになってくるものだ。また、きっと、来よう。

 

麺屋 號tetuラーメン / 長浜駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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