ラーメン味の名門総本家@下京区朱雀宝蔵町:こってりラーメン チャーハンセット

当ブログではコレまでに「ラーメン名門」あるいは「味の名門」について幾度となく取り上げており、その記事の数には枚挙にいとまが無い。それらからいくつかを拾ってみると、古い記事から
「ラーメン悟空大久保店」
「めいもん十条店」
「味の名門勧修寺店」
「名門宇治店」
「ラーメン伏見屋」
「味の名門南草津店」
「ラーメン名門守山店」
「総本家ラーメン名門」
と、これらの他にも沢山あるのだが、ざっとこんな感じになる。
(より深く探ってみたい方はコチラからどうぞ)
上記の記事のうち、現存するのはラーメン名門守山店のみであり、後は全て閉店したか、伏見区醍醐の「総本家ラーメン名門」のように、いつの間にやら「総本家ラーメン醍醐」に屋号を変えて、ラーメンの中身も変わり果ててしまったか、のどちらかだ。
そもそもワタシがラーメンにハマるきっかけとなったのは「名門」の前身たる「東洋」(山科西野交差点新幹線ガード下にあった)だったことも、このブログでは何度も書いている。それなのに、現在は「味の名門 総本家」を名乗るかつての七本松店については、このブログに記事がない。(いや実は2005年1月22日に一度訪れているが、当時の記憶は極めて曖昧模糊たるものなので、行ったことがないに等しい。)ところが今回、2005年1月22日訪店時の画像が出て来たので、タイムスリップ的に当時と今を比較してみよう。
2022年7月現在、白い看板、白い暖簾で「ラーメン味の名門総本家」を名乗るが、
この画像は2005年1月22日撮影のもの。当時はこのビルディングの2階から4階までの西側一面を囲む巨大な黄色いビニール幕が張ってあったのだ。そして、当時は「総本家」でなく「七本松店」であった証拠画像でもある。やがて時を経て「七本松店」と書かれている部分が「総本家」に書き換えられたが、経年劣化した結果、現状に変更されたのだと推察する。
現在、店舗入り口には中金製麺の麺箱。名門のラーメンにナカキンの麺は欠かせない。
ラーメン藤に近藤麺がなくてはならないのと同じように。
2005年1月22日当時の画像。KIRINの自販機は今も変わらず置かれているが、中金製麺の麺箱が置いてある場所には観葉植物があったんだ…。
現在、店内の壁面にはこのようにメニューが表示されている。
また、カウンター席にはA4横サイズでラミネートされたメニュー表もある。
かつての宇治店南草津店・そして現存する守山店にはこのメニュー表に共通の様式があったが、ココ総本家では独自のデザインのもの。また「塩こってりラーメン」があるのも今の「総本家」ならでは。(その代わりに味噌味が無かったりする)
裏面はサイド・ご飯もの・飲み物一覧。で、注文は「こってりラーメン」のチャーハンセットをメンカタメ・アジウスメ(醬油ダレスクナメ)で注文。名門で「タレウスメ」とリクエストすると「ナンデスカソレ?」と聞かれることが過去に何度かあったので「アジウスメ」と言ってみたら、これがあっさり理解された。【本当は「カンゼンタレヌキ」で注文したかったのだが、ココ総本家において、この注文が通じるかどうかチト自信なかったので今回は遠慮しておいた】
ここで今再び、2005年1月当時の店内の様子をみてみよう。
これが当時のメニュー表。名門チェーン共通のフォーマットが当時はあった。また今はない「みそラーメン」やピリ辛キムチ入りが合ったことを物語る。
2005年1月当時の店舗入り口横のオフィス(?)扉。やはり味噌ラーメンがメニューにあったことを物語る。
そして2005年1月22日当時の店内。当時は年中無休24時間営業だったんだ…。
また、現在の守山店の入口扉にあしらわれているチャイニーズなキャラクターの姿が確認できる。「総本家」を名乗る前の「七本松店」は、チェーンとしての「味の名門」の体を保っていたことが、この画像に見ることが出来る。
そしてコレが2005年1月22日当時のこってりスタミナスープの特製ラーメン。
ネギは後から自分の好みで追加するスタイルだった。
そしてコレが2022年7月24日の姿。
かつて、ネギは小ザルに別に持って来てくれたものだが、コロナ以降はデフォルトで盛られるようになった。特にネギヲヲメをリクエストしたワケではないが、タップリ盛ってくれているのは嬉しい。京都のラーメンにはやっぱり青ネギだ。九条ネギだ。
カタメをリクエストした麺は、結構シャッキリと、理想的なカタメの茹で上がりで上々。ムカシはカタメをお願いしても結構ヤワいことがあったもんだけどねぇ。(中金の麺も進化しているってことだろうか。)
そして肝心の鶏白湯スープは…


やはり、薄い。


どうやら七本松の総本家では、守山店で標準としているスープの濃度よりも若干薄めが標準である気がする。実はこのことが、長年に渡り足を向けなかった最大の理由だったりする。しかし、七本松の総本家のこのスープ濃度に慣れ親しんでいる京都人にとってはコレが「普通の味」なのかもしれない。
かつてはチェーン店だった「味の名門」だが、現在においては七本松総本家と守山店の間に、チェーン店という意識はもはや存在しないんじゃないかと思っている。だから、七本松総本家と守山店の間でラーメンの品質向上を目指す研修会を開催することなんかは絶対あり得ないことだろう。
「店舗改装のため当分の間休業します」という貼り紙を店舗入り口扉のガラス越しに残したまま、結局解体され、更地になってしまった勧修寺店のブランドを「総本家ラーメン名門」の名で伏見区醍醐の新店舗で復活させたかと思いきや、かつての味わいとは全く異なる味わいのラーメンを出し、やがてはひっそり「名門」の名を抹消してしまった「総本家ラーメン醍醐」の現状を思えば、なおのことだ。
テーブルにはラーメンのタレ、からしにんにく、からし味噌の味変アイテム。これは守山店と共通。
薄めの鶏白湯スープに、からし味噌を加えて早めの味変。けれど元の鶏白湯のボディが細いためでか、やはり守山店とは別物の味わいであることに変わりはなかった。
セットのチャーハンは黒い器で、しかも紅ショウガ付きで提供される。チャーハン自体はラーメンとよく合っていて、いけまっせコレ。
というわけで、ようやく七本松の名門総本家のレビューをようやっとこのブログに載せることが出来た今、なんだか妙な達成感を味わっている(←単なるアフォ)。


味の名門 総本家ラーメン / 梅小路京都西駅丹波口駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

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