自家製麺と定食 弦乃月@愛知郡愛荘町東円堂:醤油そば弦乃月ブレンド

コロナ感染拡大防止緊急事態宣言中、「自家製麺のお持ち帰り」だった弦乃月は、もっぱらテイクアウト専門で営業してきたが、緊急事態宣言解除後、「自家製麺と定食弦乃月」として店内飲食を再開。
このお店、昨夏にオープンしてからまだ1年と経たないが、これまでの間に開店と休業を繰り返しては今にいたる。この経緯を勝手に整理してみると、
”Season1”=2019年8月初頭〜9月22日まで(朝定食が設定されていた)
”Season2”=2019年11月9日〜 2020年1月末まで(セルフ会計システムだった)
”Season3”=2020年2月22日〜2020年春の「自家製麺のお持ち帰り」終了まで(食券制になるとともに、お店の外にメニュー板を新設。醤油そばに「上弦」「下弦」「月光」の設定があった)
という感じになろうか。
この度のコロナ緊急宣言解除後の再開は、さしづめ”Season4”といったところだろう。かつての「上弦」「下弦」が「醤油そば弦乃月ブレンド」に統合するとともに「月光」は存続。そして何よりも大きな変化となったのはWeb受付システムの導入だろう。これにより、弦乃月がテナントとして入っている「すまいるモール」における行列や駐車場に係る諸問題は大きく改善されたように思う。そのため、早朝からシャッターする「朝の常連組」の、あの和やかなコミュニケーションのひととき(分かる人には分かるハナシ)も、姿を消してしまったのはちょっと残念ではあるけれど、お店の円滑な営業活動のためには、今の姿が正に理想的だとも思う。
それはそうと、このWeb受付システムになってからワタシはまだ一度も行けていない。この日の早朝にふとネットを見ると、34番目だったのを見てすかさず申し込んだ。
34番目…いわゆる朝ゴハンの時間帯にはならないだろうなぁ…と予想し、イエでチョットだけ軽く食べてから出発。
で、現地に着いたのは9時半頃。湖岸道路をノロノロ走るダンプの後ろにつかざるを得なかったのでギリギリになってしまい、せっかく順番をゲットしたのに遅刻でキャンセルされてはしまいか?と不安になったがなんとか間に合った。
お店の入り口には「※よく読んで下さい」のメッセージ。いろいろ書いてあるが、これら全ては、作り手の気持ちを慮れば、どうということのないことばかり。書いてあることが守れないという人は、やはりこのお店には来るべきではない。
この日のメニュー…というか、いわゆるSeason4になってからのメニュー構成がコレになるようだ。これから続く暑い季節は「冷やし麺」需要は高いことだろう。個人的には、あの「シウマイ定食」がメニュー落ちしたのはザソネソムネソ。
この日は久しぶりなので、キホンに帰って「醤油そば弦乃月ブレンド」を注文。併せて「お持ち帰り冷製醤油そば」も購入。
待つことしばし出来上がってきた醤油そば弦乃月ブレンド。木のトレーに割り箸とレンゲを置いて提供される凛としたこの姿に、作り手の姿勢が端的に現れているといつも思う。
Season3まではデフォで設定されていた豆モヤシは止めて、植物系トッピングはホウレン草・白ネギ・スプラウトとなった。
やれ「味が薄い」だの「ただのあっさりした変哲ない醤油ラーメン」だのという評価は、匿名の壁の向こうに散見される。
コレを食してそのように評価する人が居ても、別におかしくは無いと思う。そう評価する方は、強い味に塗れて満足していれば良い。料理でも芸術でも、「その良さが分かる人」と「まるで分からない人」は、なんでかハッキリ分かれるものだ。(それはきっと、鑑賞経験値の違いであろうと思っているが)
弦乃月の味は、分かる人には分かる、それでいいと思う。
私の知る優れた作り手は、必ずこう言う。
「美味いものしか、お客には出さない」
弦乃月は、そこのところを絶対に裏切ることがない。
これまで何度も訪れては、そう確信する。
ただし、この日ありつけたのは9時半という、朝メシとも昼メシとも言えない、普段の自分であれば、食事をすることなどは、まず有り得ない時間であったこと。ココのところを、今後はどうコントロールするか、が食べ手としてのワタシの課題だ。

自家製麺と定食 弦乃月ラーメン / 五箇荘駅愛知川駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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