セアブラノ神 壬生本店@壬生相合町:6月限定 牛鶏豚トリプルつけ麺

この日の午前、近くで業務絡みの所用を済ませ、さて、どこに食べに行こうかといくつか当たる。かつて「珍元」だった店舗は新たに「心元」という屋号でラーメン店を営んでいるが、定休日なのか、やっていなくて、かつて食べに行って思わず舌を巻いたレベルの「拉麺七星」も、やはり日曜日が定休で、この近くにある麺毅屋(未訪)も、なんとなく触手が動かなくって、結局セアブラの神へ。ココに来れば、何かしら面白いものを食べさせてくれるだろう…という期待感があったもので。
店先には「6月限定」の文字が。ホレ、ちゃんとあるやん。今日はコレをいただこう。
お店入口のところには小さな券売機がある。が、コレはテイクアウト専用の券売機。おそらくは、一乗寺の麺将重厚軍団のある通りの西端に一度開店したけど、人手不足を理由にあえなく撤退してしまった一乗寺の支店で使おうとしていたものを流用してるのだろう(と、勝手に想像)。
この券売機の傍らにはテイクアウト専用のメニューも置かれてあった。イエが近けりゃ持って帰って食べるのもアリだろうけど、今日はお店で、作ったもらって、いただきたかった。
で、コチラ。店内にあるイートインメニューの券売機。
食べたいものは決まっていたので券売機の前で迷うことはなかった…むしろ、食べたいメニューのボタンがどこに有るのかを探すので手間取っていた。で、残ったつけ汁で楽しむためにライス小の食券も買ったけど、実は〆メシは1000円分のつけ麺の価格内に含まれているとのことで、あとから100円戻してもらってキャンセルした。(表に貼り出してあるメニューにそう書いておいてくれれば良かったんだけどねぇ)
店内、カウンター席は透明アクリル板で仕切ったり、コロナ対策にはかなり気を使っている様子。この日は創業者チャック中野氏が厨房で調理作業に勤しんでおられた。伏見の「セアブラの神剛力」や、この6月にオープンしたばかりの「錦 セアブラノ神」もあるので、壬生本店に行っても必ず居てるワケでもなかろうと思うのだ。(ちなみに昨年同時期に訪れたときには店主はご不在だった)どのお店に行ってもそうだが、やはりそのお店の店主が作ってくれるものを味わえるのは、イイもんだ。
待つことしばし、出来上がってきた6月限定。〆メシは最初からついてくる。また、スープ割用の割りスープも小さなポットで同時に出してくれる。
麺の器にはレアチャーシューとレモン。レモンはお好みで麺に絞ってお召し上がりくださいとのこと。

して、牛鶏豚トリプルの濃厚なつけ汁。牛の出汁って、それ自体に特有のクセがあるためか、ラーメンのスープ材としては鶏や豚ほどには一般的ではないと思う。(逆に牛の特徴を逆手にとって個性的な商品としてウリとするお店もあるにはあるようだが。)食べる前から、そのギューとトリとブタをどんな方向性に持っていっているのかが興味深かったのだが、ソコはソレ、元焼肉屋さんのチャック中野氏、見事なものだった。キホン、ブタとトリの濃順なところにギューの味わいをなんとも上手くバランスさせてある。レッドオニオンやクルトンや、三つ葉の香味もいいアクセント。
コレにもっちり平打ち太麺を浸して啜る啜る啜る。途中から、レモンを絞って味わうと、また爽やかさがプラスする。今回、麺量200gの並サイズを選んだが、300gいっても良かったかしらん?
麺を平らげたあと、シンプルなカツオ出汁の割りスープをつけ汁に注ぎ、そこに〆メシをドボンと投入し、次のお楽しみへ移行する。
すると、チャック中野氏が「蒟蒻さん、ソコの海苔を入れてみても美味しいですよ!」とアドバイスしてくださるので、テーブル上の木箱に備えてある「黒ばら海苔」を加えてみた。実はその木箱には「まぜそば専用」とか、そういう意味のことが書いてあったので、気になっては居つつ遠慮していたのだが、店主御自らオススメしていただいたのであれば、遠慮することはなかろう。そして食べすすめる。なるほど。海の香が尚一層広がってこりゃあイイ。来てみて正解だった。
ところでこの「濃厚牛鶏豚トリプルつけ麺」、6月限定でのリリースだったが、いつかまた、どこかのタイミングでゼヒやってほしいと思う一品だった。
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