中国料理 味楽@山科区大宅辻脇町:ラーメンやきめしセット

京阪バス大宅車庫から南へ、奈良街道(府道35号)と名神高速道路が立体交差する渋滞が頻繁に起こる交差点までの間の通りに面して、昔っからある中華料理店。
店前には出前用と思われるスーパーカブと、赤いビールケースの上には岡持ちが置いてあり、この様子から出前需要はけっこう高いと思われる。この店前の様子は、ココを通りかかかる度に何度も見ているが、さて、実際どんなお店なんだろう?という興味は以前からあったところに、この度お店専用駐車場が実はあることと、その具体的な場所が判明したため、いよいよ赴いてみることにした。
店内、厨房前カウンター席が5席。うち3席については卓上も座面状も物置状態のため、着席は不可能と思われる。そして店内の奥まったところに4人がけテーブルが2卓。その向かいには4畳の和室に円卓を置いた小上がり席。座布団の数からMAX8名まで可?そう考えると、カウンター席2席、テーブル席8席、小上がり席8席の計20席が現状での最大収容人数かもしれぬが、私が訪れたこのとき、大将はワンオペで営業中で、もしグループ客が大挙して押し寄せたらどういうことになるやら…と思ったりもするが、お店の前は路線バスやクルマがバンバンと往来する中央分離帯のない1.5車線道路で、多数の歩行者が行き交うには向いていない環境。しかもお店専用駐車場は1台分で、その駐車場は、ちょっとやそっとじゃわからない場所にあるため、実際にグループ客が大勢で…という状況はありえない、というところだろうか。
店内には常連さんと思しきお客1名がテーブル席に。もうひとつのテーブル席には…読みかけの新聞と老眼鏡、テレビのリモコンに、ガラス製の四隅に黒いヤニがこびりついた灰皿が。一瞬、着席するのを躊躇する。が、今このお店のこの状況にあって、カウンター席でもないし、円卓の小上がり席を独占するのも更に不自然。で、結局、老眼鏡・テレビリモコン・ヤニだらけの灰皿のテーブル席に着席。
漢字四文字を基調とするメニューには「宴会料理コース」の設定も、ある。(尤も、コロナ禍のいま、そういうご時世ではないけど)
また、漢字を基調とするメニューとは別に日本語(?)によるメニューも有り、こちむしろこちらのほうがわかりやすい感じ。
また、それぞれのメニューには1〜56までの番号が振られているが、四文字漢字メニューと日本語メニューとでは、ほぼ一致するようでいて、必ずしも完全一致はしていない様子。
テーブル席側面の壁にはメニュー表にはないセット・定食等が掲出してあった。コレをみて「ラーメンやきめしセット」を注文。(というか、最初からコレ狙いで訪れた)
ほどなくして出来上がってきた「ラーメンやきめしセット」。
ラーメンはデフォルトでコショーふりふり。チャーシューが沈没し、モヤシが浮かぶスープヲヲメ。そのスープ、これまでに味わってきたお店ラーメンの中で、もっとも薄味の超あっさり。
そのなかで、もちもちとした麺の食感は出色物。
やきめし、サイコロ状のチャーシューがふんだんで玉子も良く混ざり、なかなかいい。
で、お店専用駐車状の目印はこの柿の木。
実質はここ
先客の常連客さんと大将は、南禅寺瓢亭の煮抜きや祇園甲部歌舞練場の昔話をされていた。どうやら大将は今のこのお店を立ち上げる前には祇園あたりの料理店で修業されていた様子。で聞けば、このお店「味楽」はかれこれ40年以上続けてきたそうだ。


味楽中華料理 / 椥辻駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.5

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