煮干し中華そばまるこう@草津市西大路町:営業最終日限定 スペシャルまぼちゅ〜一口ごはん付き

以前、草津エストピアホテル前にあった「煮干し中華そば〇〇」が、テナントオーナーの都合か何かで閉店を余儀なくされてしばらく後、2020年4月2日に駅前居酒屋の昼時間に間借り営業という形ではじまった「煮干中華そばまるこう」。店名はコロコロ変わるが、要はロバートがやってるお店だということは、滋賀のラーメン好きには常識であろう。この春に、コロナ禍の中始まったばかりのお店だが、事もあろうにこの日9月27日をもって閉店するということは、店主自身がSNSで公表より前に、実は常連客からのリークで知らされていた。で、いよいよ営業最終日にようやっと行くことが出来た。
このたび閉店となるのには、間借りしている「民衆酒場まるこう(居酒屋マルコー)」自体がコロナのあおりで閉店を余儀なくされるからだそうだ。ならば、ロバートがこのテナントを引き継いではどうか?と思ったりするが、そうは出来ない事情がシロウト客の知らない裏側にはあるようだ。
居酒屋閉店告知のすぐ下に、昼の煮干し中華そばは「移転の為」一時休業と掲示していた。かつての草津エストピアホテル前「煮干中華そば〇〇」閉店後には、次なる再開先を求めてあちこちの物件を探し回っている様子だったが、今回は、なんだかすぐにでも再開しそうな表現が読み取れる。
この日の目当てはコレ。かつて、「幻の中華そば加藤屋」の看板メニューでありながら、作り手本人の云うには「仕込む水と鶏や鰹の相性が難しくて、非常に手のかかる子」らしく、やがては本当に幻となってしまった、あの「まぼちゅ〜」を、スペシャルで、しかも一口ごはんまで付けるという。
この日、出かけるのが少し遅くなってしまい、開店前の行列15番目あたりに着いたが、幸いにも数量限定の最後の一杯にありつくことが出来た。
しかし、かつての定番が、今は限定… 。
そこにはいろんなストーリーがあるんだよなぁ。

今回、具材は別皿で出して来た。
具材そのものは豚バラチャーシューにロバートの仕込み独特の風合を感じさせるメンマに青ネギと、特に変わったところはないけれど。
かけラーメンとなる「まぼちゅ〜」には、麺線の揃え方に作り手の意気込みを感じる。大津市中央にあったかつての「幻の中華そば加藤屋」や、守山市にあった「加藤屋めん食堂」の頃には見ることのなかったデザインだ。やはりロバートは、かつて自分が出演したTV番組でも云っていたように「24時間ラーメンのことを考えている」のだろう。
して、その味わいは…なるほど節系の味わいがぐっと前に来る、かつての「まぼちゅ〜」的なソレ。しかし、節系出汁の取り方は従前の手法ではなく、粉末の節粉を多用しているように思える印象。かつての記憶にある「まぼちゅ〜」には見られなかった粉末成分がスープ中にあった。また、食べ終わったあとの後味が妙に長く口に残る印象もあった。昆布ブチ込みすぎたか?それとも???(いや、そもそも「まぼちゅ〜」のレシピに昆布はあるのか?)
ともあれ「煮干中華そば〇〇」として再開して後、新たに創り出した「煮干しそば」「煮干しブラック」「にぼ鶏つけ麺」等といったレギュラーメニューに加え、そのときそのときの限定メニューで、とりわけ草津駅前「民衆居酒屋まるこう」での昼時間間借り営業への移転後は、常連客が増えたようで、一定のファン層を攫みつつある登り調子であったところ、いったん閉店となるのは惜しい。一番強くそう思っているのは、なによりロバート本人だろう。
お店を出るとき、ロバートに聞いてみた。
「次の場所、決まってるの?」


「はい。でも、今は、云えません…」


とのことで、案外早くにどこか近くで再開するんじゃないかと思っている。


煮干し中華そば まるこうラーメン / 草津駅
昼総合点★★★★ 4.0

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ラーメンモリ... 麺屋Somie's(... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。