ラーメンモリン@大津駅前:煮干しの醤油

世の中的には四連休の最終日。
ちょっと所用ががあって訪れた、ちょっと久しぶりのモリンとこ。
店内、人気ランキングの掲示はあれど、限定メニューの掲示はない。モリンのツイートによれば、たいてい、何らかの形で限定メニューはやっていることが多いとのことだが、この日は無かった。自分は午後から仕事だが、世の中的には四連休最終日ということで、一縷の期待もしていたんだけどなぁ。
そんなわけで、レギュラーメニューから煮干の醤油を選択。
カウンター席には大きく「お箸は引き出しです」と、ある。
この掲示物が伝えようとしているのは「お箸はカウンター席下の引き出しの中にあります」ということであり、決して「お箸は引き出しで、引き出しはお箸なんです」ということではない。
つまり、「お箸は引き出しです」とは、日本語としては決して意を尽くしておらず、むしろ言葉足らずだ。
例えばある日の国語の授業で、先生が「お箸は引き出しです」などと言った日には、授業を受けている子どもたちがたちまち混乱することであろう。通常において、お箸は引き出しに、または、引き出しがお箸になる(変身する)ことは、有り得ないことだからだ。
にもかかわらず、カウンター席のこの場所にあっては「お箸は引き出しです」は「「お箸はカウンター席下の引き出しの中にあります」という意味に解釈されてしまうのは、まさにその場における状況が、本来足りない言葉を受け手が勝手に補足させているからだろう。ココに、なんとも云えぬ「コトバのアヤ」があるなぁ…と、あらためて感じた。
話が逸れてしまった。もとに戻そう。さて、この日の「煮干の醤油」だ。
チャーシュー・メンマ・半個の半熟味玉・青ネギと、具材それ自体の構成は従前と変わらないが、二枚のチャーシューを横一文字に並べた中央に、従前の太メンマを半分サイズにカットして中央に置き、そうすることで麺線をより目立たせるデザインに変えている様子がうかがえる。メンマについては、昨今のコロナ禍に端を発するメンマ流通事情も絡んでいるのだろう。
それなりのしっかりとしたコシのあるストレート麺。啜り込む麺に伴う煮干し醤油のスープには、煮干・醤油・出汁・油のそれぞれが味と香りではっきり存在感を示す。自分が勝手に脳内で作り上げている、昔ながらの「東京的な中華そば」(ex:銀座「萬福」のアレみたいな)のイメージをより増幅させたような味わい。イエのすぐ近くで、コレが味わえる幸せ。

ラーメン モリンラーメン / 大津駅上栄町駅島ノ関駅
昼総合点★★★★ 4.5

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