千光寺の公園には猿が暮らすのは、
ここに来てすぐ知った、
昔は集団だったのが二匹。
それもついに最後の一匹に。
だったら増やせば…も
最近では、世界的動物関係の事情で
増やす事などママならぬという。
あいつはどうしているか…
市立美術館へ上る都度
気にして眺めるが見掛けない。
高齢だし、いよいよ呼ばれたか…と思うのもしばしば
されど前日ラジオで
高齢猿がヘルニアで入院中とか。
いよいよ近いかも . . . 本文を読む
1984年の年末、
一週間だけの印度。
たしかデリーの街を歩いていた時、
国立美術館の後だから
そこに近かったのだろう。
このポスターが
張られていた。
シルクスクリーンらしいが、
告知内容はわからない。
既に他界した友人と
このとき一緒だったが、
すぐこの事務局らしいところへ
飛び込んで、一枚欲しいんだけど
告げたものの怪訝な顔…
ポスターと同じ顔をすると了解したらしい…
頂戴したもの . . . 本文を読む
尾道に来て
年賀状を燃やす習慣は続いている。
とんど焼きに出向く。
とりあえず…と言うのも失礼だが
久保にある八幡神社。
そう言えば、初詣はしなかった。
喪中ではないが…巷の報道をみるにつけ、神様も感染注意なのだ。
いつもなら
西国寺なんだけど…いきそびれた感。
一年で読んだ本。
「燃え上がる緑の樹」大江健三郎「タイぐるぐる」ムラマツエリ子「タイで大字」小栗佐多里、トニー・ラズロ 「熱い . . . 本文を読む
前から気になっていたコーヒーのドリップ。
紙フィルターは味が重くなるので布製にして長い。
淹れた後始末は面倒だが、それでも軽い味わいにはかえられない。
大都会から引っ越し手に入りにくい布フィルターを通販購入していたが
そのうち竹製ドリッパーやらも気になりはじめた
が、結構な値段!
せっかく持ち得し興味の代償としてこれで淹れてくれる店で試飲したいが、
ルア・コピック出すのは在っても竹ドリッバー出し . . . 本文を読む
記憶の距離は
人間の経験。
年齢のせいとは考えたくはないが…
過去、現在の積層からなるパースペクティブが
変化するものなのだ。
ミサの後、西根神父との有意義なる歓談の後
踏切を越え、迫害の地乙女峠へ向う。
唐突に 鳴り響く汽笛。
そうか 蒸気機関車が来るのか…
道ばたで手押し車を押す老婆の耳にも届く呼び出し
よろよろ線路を振り返る。
震災津波再建で消え去ったが
子どもの頃育った石巻 . . . 本文を読む
後一ヶ月で師走。もう今年も終わる。
2020年は大変な年だった
とみなが云うはず と…
過去形だが来年も感染騒動は当然継続するはず。
期待のワクチンだって人固有の効果なのはわかっている。
わかっているが大抵は都合よく解釈するのだ。
己に適宜効果的なワクチンなどおそらく先の先かもしれぬ。
つまり
マスクも手洗いも三密も来年以降持ち越しだろう。
しかし別な視点で考えると
今回の津和野行きミサな . . . 本文を読む
実家だった江戸川から
己の暮らしの為の引越とした際
新たな場所にはいくつかの条件があった。
映画館のそばで、
本屋もしくは古本屋か
図書館が近くなくては…のは
ほとんど中毒患者だったからだ。
中学の頃から本所石原町や神田お茶の水の
古本屋を歩き、焼ける前の京橋フィルムセンターに通い続けていた。
越した先の高田馬場も
その頃早稲田松竹も西友下にパール座があった。
もちろん
書店はたくさんで、ス . . . 本文を読む
昔から、右と左が判別できない。
それが一番困るのはタクシー、曲がり角を指示する際。
しかし、例えば、その赤い看板を入ってとか、先の紺便を通り過ぎて道なりに曲がって、と。
表現を変えやり過ごす。
運転免許取得のときも大変だった。右と左に加え、右折も左折もある。
いや、だけではない。これは、 勘違い 間違い
誤読など
己の死角のことだ。
生きて生活 . . . 本文を読む
90年代のデビューから継続して読み続けている作家の一人だ。
「リズム」以来、児童文学と中高生の間に照準を合わせながらの制作は異彩を放っている。
期待した最新作は、やはり己も気になっているこの国の有様。
そのひとつ「観光」への新たな信仰だ。
住宅政策も高層化する都市化の計画もなきに等しい無策状態の継続中の三等国なのに。
しかも最近の無策ぶりはでは災害対策もなしで各々逃げるだけになった。
その災害 . . . 本文を読む
向こうが公開するなら、こちらもと言う訳ではないが
ちょっと前だが、この車がやって来た。
怪しさを隠す派手さだ。
(以前はかなり怪しかった。突然周りを写真撮りしていた)
折しもこのとき布団をペランダに干そうかと思っていた。
何故か,布団を干すと来るらしく
暫く検索をかけ、写真閲覧すると、布団が載ったままで公開された。
あれはなかなか複雑な心境だから、
洗濯物が入ったのを訴えたのもわからなくもな . . . 本文を読む
2006年7月10日に死んだからもう7年前になる。
友人の事務所でうまれた三匹のうち引き取ったのが、この猫。
その三匹を信長、家康、秀吉と名付け,そのままとなった。
生まれつき足が悪く、そのせいで高いところに登らず,
猫らしからず、妙に賢い。
それなら、家猫かと言えば、そうではなく
好き勝手していた。
遅く帰り、爪でドアをどんどん鳴らす技には感心、
それが面倒になり,隣人を手なずけ、呼び鈴を鳴 . . . 本文を読む
先日の新井薬師の骨董市で買ったもの。500円。
「SANGHAI,CAINA」の刻印付きの鉛筆削りの部分から、上海で製造されたものらしいが、来歴は不明だ。
(意匠的にも変わっている。
ピンクの玉はボールが、だれがデザインしたのか…)
なかなか大胆な、あらっぽい差し込み、しっぽの接着ものりがはみ出ている。
割りときっちり作りたがる日本ではここまでラフなのは出てこない気がする。
しかも、肝心 . . . 本文を読む
名前を知るのに読んだことのない本は多くある。
けど、顔を知っているのに、読んだことのないのは…どうだろう。
その代表が、この人、魯迅かもしれない。
どうして顔を知っているのか、わからないが、「犬のなった彫刻家」を読んでちょっと手に取った。
取りあえず短編を読んでみた。「狂人日記」は残雪を思い出した。
魯迅のが大先輩だけど、先きに残雪を読んでいるから仕方ない。
「鋳剣」が面白い。
堀田善衛の「上海 . . . 本文を読む
5時過ぎに起床。
すでに窓からの日差しはいつもの太陽光線とちがってましたね。
いつもより濃い強烈な、ただごとじゃない感じ。
飲み過ぎた訳じゃないのに、頭がぼっとしました。
7時過ぎくらいなると、頭の奥が痛くなり
そして金環日食状態。
しかしすごいものですね。
これだけ多くの日本人が太陽を見上げているというのは。
PS
それでも一応
ラジオ体操はしました。
このソウル歴史博物館にあっ . . . 本文を読む
釜石復興に挑む建築家・伊東豊雄 「希望の町のデザイン 」が印象的だった。
提案された合掌造りを思わせる集合住宅も素晴らしい。
でも、あえて言うと、そこではない。
とても羨ましい場面を見た。
私たちの人生でおそらくもっとも素敵な言葉の一つに、
「あんたが必要だ」、「あなたに助けてほしい」と言うこと。
言われることかも、と思う。
この斬新な建築家は、そのポイントがぶれない。
答えるだけのアイディ . . . 本文を読む