There are too many fools in space...

イラストブログになってます。タイトルは某台詞を翻訳にかけたら出たものですわ。ほほほ。

人/魚姫の王/子様☆

2010-02-24 02:49:39 | ときメモGSシリーズ

子供の時、王子様は一人の女の子と出会いました。
いつか自分は人魚姫と恋に落ちると信じていた彼は、その子が、自分だけの人魚姫だと理解しました。

迷わず、お別れの時、彼女の小さな唇に自分のを重ねて、誓いました。

「かならず君を見つけ出すから。どんなに離れていても、必ず」

 

大きくなった王子様は忙しく、そしてとても女の人に、もてました。

疲れきった彼の前に一人の少女が現れました。

彼女は頭も良く、見た目も愛らしく、誰からも愛される性格を持っていました。

ただかなりお人よしで、好意の違いを分け隔てる事もなく、誰にも優しく接しておりました。

最初王子様はそんな彼女にイライラとしてしまいました。

足手まといだと思いましたが、仕事を手伝ってくれているうちに、覚えも早く、とてもテキパキと動くので、とても助かることに気が付きました。

時折チョップを食らわせたくなるほど、おとぼけな天然ぶりを発揮しますが、その海の優しいオーラを持った彼女に、心惹かれていくのでした。

たまたまアクシデントで彼女にキスをしてしまったりと、いろいろなことが起こりましたが、王子様はいつしか彼女の存在を、傍にいるのが当たり前のように感じるようになっておりました。

そんなある日、王子様は思い出します。

初めてのキスと、その相手と自分が立てた誓いを。

そう。

今まさに目の前にいる少女こそ。

自分がずっと待ち望んでいた人魚姫であることを!

ただ、残念なことに、彼女はあの誓いを忘れてしまっているようでした。

とっても残念だと思いつつも、やっと自分は捜し求めていた存在を傍に置く事が出来た事に、嬉しくもあり、ただ、どうしていいのか、迷い始めていました。

自分は両親の元を離れた時の誓いを守りたかったし、尊敬する祖父を守りたかったからです。

そこに、ずっと護りたいと思っていた少女も現れてしまいました。

がんじがらめになってしまった王子様を、ずっと気にかけていた前代の王は、「もう自分の手伝いをしなくてもよい」と王子を突き放しました。

王子様は今まで頑張ってきた事がすべて消えうせてしまう事に、悲しみをにじませました。

心配した少女に、つい、八つ当たりしてしまい、そのまま彼女の元から去り、両親の元へと帰りました。

忘れてしまえ、全て、忘れてしまえば、いい!!

王子様は最初、そう思っておりました。

でも、時間が、月日が経つほどに、かえって人魚姫の事を思い出して、胸が締め付けられる想いに、身を焦がすようになってしまいました。

そして。

王子様は気が付いたのです。

何故、あれほど大事に想っていた少女を手放して逃げようとしたのかと。

何故、一緒に傍にいて、今度こそ護ろうとしなかったのだろうかと。

後悔しました。

そして、もう一度だけ、自分の勇気を奮い立たせました。

少女が待っていてくれるのか?

それは、今の王子様にはわかりませんでした。

ただ。

この今胸を焦がす気持ちがもし、人魚姫にも少しでも同じく残っていてくれるなら、きっともう一度、逢う事が出来ると確信していました。

小さな灯台。

小さい時祖父から聞いた人魚と若者のお話を聴いた場所。

さぁ、そこに。

捜し求める王子様だけの人魚姫は、待っていてくれるのでしょうか?

 

GS2の瑛くんにはまりっ放しです、骨抜きです。

昨日の絵は今度こそ、色塗るぉ。
今日は瑛君で許してくれ。あぁ、もう格好良いよ、親友EDみたいような、みたくないような気分です。

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