こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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こういう年回り?!

2013-11-28 22:41:37 | 日々のあれこれ
またまたずいぶんとサボってしまいました。

あれは、2週間前です。
仕事から帰り、うららの散歩を終えて、夕飯の支度をしてじいちゃんたちに「ご飯だよー」と声をかけました。

「はーい」とじいちゃん。
でも、コタツで横になってテレビを見ていたばあちゃんが「いらない。」と言って起きようとしません。
「具合悪い?」「うん。」
すると爺ちゃんが「なんだか、滑舌が悪いんだよ」といいます。
そこに、義姉が顔を出して、「そうなの、ほうれん草ゆでた。っていうまく言えないって。」

「え?え?おばあちゃん、しゃべりづらい?」と聞くと、顔を撫でながら「そう・・なんらか、うまく・・しゃべれ・ない。」

どこかぎこちない喋り方・・。

しばらく話をしてみましたが、これはダメです。

すぐに救急要請をして、そのまま入院となりました。

そして翌日病院に行くと、部屋はステーション前の観察室に移動しており、おばあちゃんは完全に言葉を失っていました。
当然、嚥下障害もあって、その日はほとんど飲み込むことができませんでした。

前日にはなかった右麻痺も出現して、一瞬胃瘻まで頭をよぎりましたが、その後少しづつ回復して、今は介助でなんとかトイレ歩行はできるようになりました。

残念ながら、言葉はあまり改善ありませんが、意識障害もなく認知症状もないので、文字盤を使えば、コミュニケーションは良好です。
問題なのは、嚥下障害でした。

ムース食を、カテーテルチップに吸って喉の左奥に注入してあげなければ、うまく飲めません。
スプーンであげようとしても、なかなか飲み込めないのです。
それでも、日を追って少しづつ量は増えてきました。

数日前から主食が全がゆとなりましたが、これが難しくて、このご飯のつぶつぶ感がだめで、
喉の奥に入れても、食塊としてまとまらないので、口の中でバラけてしまううのです。

うーん。

これでは、今の食事形態から前進できないかも・・。

せめて、在宅に帰ったら「あいーと」くらいは食べさせてあげたいのです。(以前2回ほど、ここでもご紹介しましたが)
「あいーと」は、高齢者の摂食回復食で、特殊な酵素で食材そのものの形を保持しつつ、舌で潰せる程柔らかくなっているという食品で、目で食べることの喜びを味わえるすぐれものです。
これなら、家族が肉じゃがを食べていたら、「あいーと」の肉じゃがを食べればいいわけで、一人だけ見た目に何だかわからないミキサー食を食べるという疎外感を味あわなくていいわけです。(初月はおせち料理もある!!)

でも、今の嚥下状態では、「あいーと」はまだ早いようです。

これから、今の状態で家に戻った時のことを考えると、いろいろな調整やサービスの導入が必要になります。

しかも、段差だらけの古い家です。
あちこち痛みも激しくて、まずは1回スペースだけでも、リフォームしないとどうにもなりません。

うーん。困った〜。
仕事も目一杯です。

仕事を早く終わらせて、一日おきに病院に行き、食事介助をして帰り、おじいちゃんに食事を作り、うららの散歩をして、洗濯物を干すと、もう夜中に近くなりす。

子供たちも、ちょこちょこ手伝ってはくれますが、とてもとても時間が足りません。

なんだかなー。

職場の仲間も、認知の親を抱えていたり、友人の中にも、親の介護をしながら仕事を抱えている人がいます。
そういう、年回りなんでしょうが、いざ自分に降りかかると、ちょっと悩んでしまいます。

そうはいっても、そこを支援するのが私のお仕事なわけで、自分が泣き言言っていたら始まらないので、病院連携室のナースと話したり、昨日は区分変更申請を出したりしています。

リハビリ病院には、話し合いの結果行かないことになったので、STのいる通所リハを探したりしてます。

お騒がせ娘は、こんな時期になんと合宿免許を取りに行ってしまって、2週間は手伝ってもらえませんし、はてさて、これからどうなることやらです。

これも、あらたに天から与えられた使命なのかな????

ちょっと、与えてくれすぎじゃないですか??と誰に文句を言えばいいのか、結局は黙々とクリアし続けなくてはいけないのでしょうね。

週末は、単身赴任中の夫も帰ってくるので、とにかくリフォームの相談です。

弱音吐いてる暇がないので、とにかく頑張らなくっちゃね。

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