こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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行政は、何をしたいのだろう??

2013-05-13 23:09:28 | 訪問看護、緩和ケア
この地域で長いこと訪問看護をやっているので、おのずと行政との連携やプロジェクトでの絡みが増えてきます。

それは、絶対に必要なことだし、地域として訪問看護やケアマネと行政とが一体になれるのは、本当に嬉しいことだと思っています。

だから、区役所に行って顔見知りの、話の通じる職員に出逢えば安心するし、いろいろな相談事もできます。

区内の訪問看護連絡会では、ケアマネットのケアマネさんと、西部病院病院連携室のスタッフに混ざって、何年も前から区の高齢障害課の保健師さんも入ってくれています。

数年前までは、担当係長さんも必ず出席してくれて、毎年行われる連絡会行事の医療介護セミナーにも、全面協力をしてくれていました。
もちろん、区の高齢者サポートネットワークなどともリンクして、かなり熱心に地域医療に取り組んでくれていました。

今でも、保健師さんは必ず出席してくれていますが、係長さんってどんな人だっけ・・・という状態が、ここ数年続いています。
そういえば、ほかの会議では時々会っているのですが、でも顔がよく思い出せません。
少なくとも役職のついている方が、今の在宅現場の現状を理解されているのか、甚だ疑問だったりします。

在宅高齢者サポートネットワークが発足された頃は、もうちょっとみんなが燃えていたような気がするのですが、今では何のため、何をしているネットワークなのかな??と思ってしまいます。
意見交換も必要だし、過去の結果報告もいいけれど、それじゃあこれから何をするのかも、全部中途半端でストップしているような気がします。

今年初めに、管理職対象に市のリーダーシップ研修がありましたが、これも半日はほかの地域の成功したプロジェクトの報告でした。
そのあとはグループワークで、地域ごとにその地域の抱える在宅医療に関する課題の抽出作業をして終わりました。
じゃあ、行政として各区の出席者に今後地域でリーダとして何か役目が与えられるのかと思えば何もなく、ただ研修をしましたという事実だけが残ったわけです。

これはなぜなのかな??と考えていて、最近思うのはあまりに役所内での移動が多すぎるのじゃないかと思ったりします。

せっかくいい関係性が出来上がって、地域でこれからケアマネの底上げをしようとか、看取りのできるスタッフを育成しようとか、そういう話が盛り上がってきても、話が佳境に入ると「すみません。移動です!」という話になってしまいます。

それじゃあ、ちゃんと引き継いでくれるのかと思っても、全く畑違いの部署からきた人に、介護保険の現場や在宅療養の実態や問題なんて、わかろうはずもありません。

自分から連絡会に来てくれる人は、それでもすぐに仲間になってもらえますが、ほとんど顔も合わすことのない、お役所の奥にいられては、とても一緒に何かを起こすのは難しいと思ってしまいます。

なんだかな〜。
もっと積極的に上に立つ人が出てきてくれないと盛り上がらないですよね。

それでも区の保健師さんからの提案で、今年はALSについての勉強会をすることが決定しました。

これはぜひ成功させたいと思っています。
とにかく連携を取りながら、また仲良く地域の介護現場の底上げを目指したいなと思います。

そうそう、今年も障害者施設での健康調査結果を障害担当者にお渡ししましたが、チェックを入れた方のフォローに入ってくれたのでしょうか?
全く連絡もありません。
かえってそういうのを持ち込むのは、ありがた迷惑なのかな・・。

もっと一緒に地域で活動したいと思っているのですが・・・。

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