こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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確かに面倒だけど・・・

2014-10-08 23:58:33 | 訪問看護、緩和ケア
介護保険では必ずつきものの担当者会議。
確かに面倒ですよね。
ケアマネのお仕事の中でも、担当者会議の日程調整も大変だし、会議そのものよりも、終わったあとのまとめやらプランの変更やらで、かなりの時間と労力を余儀なくされますから・・。(ーー;)
私は、元来事務仕事が苦手なので、ケアマネに必要な書類を揃えたり、まめに細かく支援記録を書いたり、この担当者会議をやったり、正直とてもしんどいので、3人ほどしかケアマネ業務はしていません。

そんな私が言うのはなんですが、やっぱり担当者会議は大事です。

大きく状態が変わって、環境のこと、これからのこと、サービスの変更もろもろ必要な時に、担当者全員が同じ方向で支援をできるようするためには、お互いの情報交換と、目標の共有を図る必要がありますから。

だから、関係するサービス事業所に連絡をして、家族にも了解をとって、一同に会して会議をするための準備をして・・と大忙しとなるわけです。

なので最近では、サービス導入時にケアマネさんが紹介がてら同席して、「これを担当者会議にしてください。」と言われることが多いです。

サービス導入時はそれでいいのですが、経過の中で急変や状況が大きく変わったとき、看護師としてはみんなに状況理解をして欲しくて、さらにはプランを考え直して欲しくて、担当者会議しませんか?って提案することがあります。

多くはケアマネさんも状況をわかっていて、そうしましょう!ということになりますが、ちょっと迷惑そうにされることもあって、困ってしまうことがあります。

「この時間しか設定できませんでしたから、そちらもこの時間に合わせてください。」とか言われてしまうと、なかなかそこに時間を合わせるのは至難の業となってしまいます。

まして、病状変化があって緊急訪問やら点滴やらといろいろあって、今後も病状不安定な患者さんの場合だと、出ないわけにはいきませんよね。
「時間は決まっています。出れないなら紙面照会でいいです。」と言われても、こんな状況で紙面でどうするのか、状況をちゃんと伝えなくていいのか・・と考えてしまいます。

結局担当看護師は出れないので、私がなんとか出るように調整したりしますが、今問題がどこにあって、どのサービスの情報や見解が必要なのかを考えれば、まずそこから都合を抑えるのが筋だと思うのだけれど、どうも視点が食い違うこともあって、時間調整に四苦八苦したりします。

実際の担当者会議でも、進行の仕方にもいろいろあって、全体を把握出来ている熟練したケアマネさんだと、本当にスムーズに話が進みますし、最初に設定した時間内にきちんと収まります。
これは慣れの問題かもしれないけれど、担当者会議に「あ〜でもないこーでもない」で1時間以上も(下手をすると2時間近くも)延々とかかってしまう場合もあって、いつ抜けようかそわそわしちゃうことさえあります。
会議の進行の仕方も、もっとケアマネ研修でやったほうがいいのかもしれませんね。

実際、担当者会議の時期が重なったりして、沢山ご利用者さんを持っているケアマネさんは本当に大変ですから、なるべくしのごの言わずに出たいとは思っていますが、たまーにちょっと「?!」と思うこともあって、つぶやいてみまいた。

なので、逆に困難事例を山ほど抱えて、てきぱきと奔走しているケアマネさんには、本当に頭が下がります。
何より、信頼できるので安心して訪問看護を提供できます。

訪問看護もそうですが、現状何が問題で優先順位はどこにあるのか、問題をどのように解釈して意見をまとめ目標をたてるのか、を自分の中で整理できていることが大切ですね。








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