毎日、心身ともにくたくたで、PCを開ける気力もない日が続いていましたが、今日はすごく嬉しい話を聞いて、ちょっと元気が出たし、久々に伝えたい!と思いました。
何気なくうちのヘルパーさんとケアマネの会話が聞こえてきました。
ヘルパーA「○×さん、最近お肌ピカピカになりましたよねー。やっぱりあれですね。お風呂。」
ケアマネ「そうそう、すごいよねー。16%から57%だものね。みんな頑張った!やっぱお風呂だよねー。」
「???なんのこと?誰のこと??」
改めて説明を聞いてものすごく嬉しくなりました。
実は、○×さんは介護拒否がとてもひどい方です。
その日のご機嫌しだいで、布団をかぶって返事もしません。
認知症はかなり進んでいて、感情失禁も激しく、かなり攻撃的な方です。
特に入浴拒否は激しくて、ヘルパーさんの声掛けにも、10回に1回か2回しか入ってもらえない状況が数年続いていました。
そのため、夏場は汗疹も悪化して、痒くて痒くて皮膚をバリバリとかきむしる状況でした。
そんななか、改善案を検討したそうです。
まず、時間は絶対に変動させないということです。
そして、訪問したヘルパーは「ご機嫌ノート」を必ずつけることとしました。
これは、認知症のご利用者様の訪問中の様子と、声掛けの内容などを書きながら、経時的な変化も簡単なグラフ化するものです。
ヘルパーさんが、入った時の様子、声かけ、その反応を大まかに記入します。
いつ、どのような状況で、どのようなアプローチをした時に、○×さんが入浴してくれるかを、そこから読み取ります。
すると、声掛けのタイミングと回数がとても重要だということがはっきりしました。
感情の激しい方で、ひどく拒否をされるとヘルパーさんもそれ以上おすすめできずに、ほかの活動に置き換えてしまいがちです。
でも、短期記憶がかなり短く、感情の変化も多いので、会話の中で頃合を見て再度おすすめすると、すんなりと入ってくれることが明確化されました。
活動に入っているヘルパーによって、その声掛けの回数やタイミング、上手に誘導する流れが違うことから、全員で声かけを増やし誘導方法を検討した結果、2回に一回以上の確率で入浴することができたのです。
その結果が、皮膚トラブルのないピカピカのお肌というわけです。
当然、声掛けが上手になれば、関係性も向上するわけですから、この歴然とした結果を聞いて、本当に嬉しくなりました。
こういうことって、言うは易しですが、実際活動するスタッフに徹底してもらうって、すごく大変なことだと思うのです。
プロとして、認知症を理解し、検証してアセスメントする。
今の介護職に、最も欠けているものではないかと思います。
ちなみに、このご機嫌ノートの活用は、うちのケアマネからの提案です。
でも、当のヘルパーさんの意識が低ければそれは実行にいたらなかったでしょう。
サービス責任者の統制力と、スタッフの意識改革のなせる技と、わたし的にはとても評価できるお仕事と思いました。
できれば、これをきちんとまとめ、症例報告をして欲しいとも思いましたし、うちのヘルパーをみんなにつかってもらいたいと強く思いました。
在宅の仕事は、まだまだグレーゾーンが多くて、無資格者だけでも成り立ってしまう場所があることはこの前も書きました。
しかし、こういう専門的な検証ができて、統計的なアセスメントができ、その結果を成果に結び付けられるということが、介護職の専門家だと思うのです。
今、在宅医療はかなり進歩してきています。
その進歩について行くために、訪問看護師も日々勉強をしなければなりません。
しかし、在宅はあくまでの生活の場ですから、きちんとした知識を持った介護職の育成が早急に望まれるのです。
そこがスキルアップしなければ、医療だけでは在宅を支えることはできません。
うちのヘルパーさん、ブラボーです。
そう拍手を送ると、すごく嬉しそうに「頑張ります!」笑顔で答えてくれました。
やっぱ。プロだねェ。
何気なくうちのヘルパーさんとケアマネの会話が聞こえてきました。
ヘルパーA「○×さん、最近お肌ピカピカになりましたよねー。やっぱりあれですね。お風呂。」
ケアマネ「そうそう、すごいよねー。16%から57%だものね。みんな頑張った!やっぱお風呂だよねー。」
「???なんのこと?誰のこと??」
改めて説明を聞いてものすごく嬉しくなりました。
実は、○×さんは介護拒否がとてもひどい方です。
その日のご機嫌しだいで、布団をかぶって返事もしません。
認知症はかなり進んでいて、感情失禁も激しく、かなり攻撃的な方です。
特に入浴拒否は激しくて、ヘルパーさんの声掛けにも、10回に1回か2回しか入ってもらえない状況が数年続いていました。
そのため、夏場は汗疹も悪化して、痒くて痒くて皮膚をバリバリとかきむしる状況でした。
そんななか、改善案を検討したそうです。
まず、時間は絶対に変動させないということです。
そして、訪問したヘルパーは「ご機嫌ノート」を必ずつけることとしました。
これは、認知症のご利用者様の訪問中の様子と、声掛けの内容などを書きながら、経時的な変化も簡単なグラフ化するものです。
ヘルパーさんが、入った時の様子、声かけ、その反応を大まかに記入します。
いつ、どのような状況で、どのようなアプローチをした時に、○×さんが入浴してくれるかを、そこから読み取ります。
すると、声掛けのタイミングと回数がとても重要だということがはっきりしました。
感情の激しい方で、ひどく拒否をされるとヘルパーさんもそれ以上おすすめできずに、ほかの活動に置き換えてしまいがちです。
でも、短期記憶がかなり短く、感情の変化も多いので、会話の中で頃合を見て再度おすすめすると、すんなりと入ってくれることが明確化されました。
活動に入っているヘルパーによって、その声掛けの回数やタイミング、上手に誘導する流れが違うことから、全員で声かけを増やし誘導方法を検討した結果、2回に一回以上の確率で入浴することができたのです。
その結果が、皮膚トラブルのないピカピカのお肌というわけです。
当然、声掛けが上手になれば、関係性も向上するわけですから、この歴然とした結果を聞いて、本当に嬉しくなりました。
こういうことって、言うは易しですが、実際活動するスタッフに徹底してもらうって、すごく大変なことだと思うのです。
プロとして、認知症を理解し、検証してアセスメントする。
今の介護職に、最も欠けているものではないかと思います。
ちなみに、このご機嫌ノートの活用は、うちのケアマネからの提案です。
でも、当のヘルパーさんの意識が低ければそれは実行にいたらなかったでしょう。
サービス責任者の統制力と、スタッフの意識改革のなせる技と、わたし的にはとても評価できるお仕事と思いました。
できれば、これをきちんとまとめ、症例報告をして欲しいとも思いましたし、うちのヘルパーをみんなにつかってもらいたいと強く思いました。
在宅の仕事は、まだまだグレーゾーンが多くて、無資格者だけでも成り立ってしまう場所があることはこの前も書きました。
しかし、こういう専門的な検証ができて、統計的なアセスメントができ、その結果を成果に結び付けられるということが、介護職の専門家だと思うのです。
今、在宅医療はかなり進歩してきています。
その進歩について行くために、訪問看護師も日々勉強をしなければなりません。
しかし、在宅はあくまでの生活の場ですから、きちんとした知識を持った介護職の育成が早急に望まれるのです。
そこがスキルアップしなければ、医療だけでは在宅を支えることはできません。
うちのヘルパーさん、ブラボーです。
そう拍手を送ると、すごく嬉しそうに「頑張ります!」笑顔で答えてくれました。
やっぱ。プロだねェ。