WHITE STREET 徒然記

フォトグラファーの端くれである吉澤忍の気まぐれブログです。

北海道冬季旅行記 番外編7

2009-01-21 23:40:23 | Weblog
屈斜路湖での撮影の1日目に
翼の折れた白鳥が確認できた。

キツネに襲われたかどうかは分からない。

人間的感情から吐露すると
「かわいそう」
と先ず言葉が出るのは当然の事。

それは人間が持つ
「慈悲」や「情け」が移入してしまうからだ。

自然の中にいれば
弱肉強食は当然のようにある。

自然は
「優しさ」や「厳しさ」、「温かさ」や「冷たさ」・・・
それを全て内包している。

その内包している中に
我々が含まれているのも事実。

生き物達は
それぞれの生き物らしく
それぞれに生きている。

白鳥は白鳥らしく、
キツネはキツネらしく、
カラスはカラスらしく。

生物学的に人間も他の生き物同様に
「獣」
である。

では
「人間らしく」とは?

次々に考えが巡る。





翌日からこの写真の白鳥は
撮影していた限りは確認は出来なかった。

ねぐらへ行っていたか?
それとも「他の生き物の糧」となったか?

これは
「命のサイクル」のほんの一場面。

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