先だって、図書館より2冊の本を借りてきました。
「水か伝える愛のかたち」(著:江本勝 刊:徳間書店)
「水はなんにも知らないよ」(著:左巻健男 刊:ディスカヴァー)
さて、「ニセ科学」の尖兵ともいえる『水からの伝言』の江本勝氏の著書。
読んだ感想をば。
読む時間が苦痛とも思えるほど。「愛」やら「真理」やらが立て並べられ、鳥肌が立ちそうな。
「科学的な共鳴」を自己解釈で感情に訴える書き方をしてました。
一部抜粋
「人の役割はすべての存在に対して、ひたすら『愛』という振動を与えること。そうすればおのずと『感謝』の振動が現れ、世の中は互いに補完的なエネルギーによって美しくバランスをとっていくでしょう。
これこそが『フリーエネルギー』で、永遠に絶えることのないエネルギーです。エネルギーのもとは水であり、それはH2O。Hは感謝、Oは愛。
愛の振動の一つで、二つの感謝の振動が生まれます。水は永遠なのです。」
ここまでこじつけ臭い文章は鳥肌を通り越して、吐き気すら覚えそうです。
江本氏に対して、粛々と科学で反論しているのが左巻氏の「水はなんにも知らないよ」
感想としては、苦痛もなく非常に読みやすく丁寧でした。
一部抜粋
ニセ科学に共通するキーワードは、「波動」「共鳴」「クラスター」「マイナスイオン」「エネルギー」「活性」などです。これらの言葉は、マイナスイオンを除けば、科学でも使われるものです。しかしニセ科学では、言葉の意味が変えられたりしています。こうした科学的な雰囲気を持つ用語を散りばめる事で、科学への理解は浅いにもかかわらず科学的な雰囲気には弱い人たちの心理を、効果的に突いてくるのです。
ニセ科学にありがちな「根拠は体験談のみ」
人間による臨床実験 > 動物実験 > 試験管レベル > 体験談
おいしい水とはどんな水なのか?という事も、データとともに作り方等も解説してあります。
さて、江本氏の究極ともいえる無責任な記述があったのでそれも紹介しましょう。
その点私は自由ですし、何にも束縛されることや、捨てるべき名誉もありません。何をたわごとを言っているかと言われても、一向にかまいません。思っていることを言わないで、後で後悔をするような人生を送りたくないものです。
そしてこれから述べることが、後世まったくお門違いであったとしても、その主張はポジティブで、だれも傷つけませんから、きっと神様も「このおっちょこちょいが」とお許しいただけるのではないかと思います。
以前にも、似たような読み比べをしております。(リンク参照)
対立軸としては「理想&願望 VS 現実」
勝負とすれば、「となりのツキノワグマ」の自然報道写真家・宮崎学さんに軍配を上げました。
実は、この「ニセ科学 VS 科学」の対立軸は、或る事柄にも当てはめる事が出来るのではと思い始めています。
ニセ科学本とそれに対する反証科学本の比較読書、
7月16日にスピーカーを御願いされているので、それまでに推敲を重ねていかねばならなくなりました。
ああ、忙しいw
「水か伝える愛のかたち」(著:江本勝 刊:徳間書店)
「水はなんにも知らないよ」(著:左巻健男 刊:ディスカヴァー)
さて、「ニセ科学」の尖兵ともいえる『水からの伝言』の江本勝氏の著書。
読んだ感想をば。
読む時間が苦痛とも思えるほど。「愛」やら「真理」やらが立て並べられ、鳥肌が立ちそうな。
「科学的な共鳴」を自己解釈で感情に訴える書き方をしてました。
一部抜粋
「人の役割はすべての存在に対して、ひたすら『愛』という振動を与えること。そうすればおのずと『感謝』の振動が現れ、世の中は互いに補完的なエネルギーによって美しくバランスをとっていくでしょう。
これこそが『フリーエネルギー』で、永遠に絶えることのないエネルギーです。エネルギーのもとは水であり、それはH2O。Hは感謝、Oは愛。
愛の振動の一つで、二つの感謝の振動が生まれます。水は永遠なのです。」
ここまでこじつけ臭い文章は鳥肌を通り越して、吐き気すら覚えそうです。
江本氏に対して、粛々と科学で反論しているのが左巻氏の「水はなんにも知らないよ」
感想としては、苦痛もなく非常に読みやすく丁寧でした。
一部抜粋
ニセ科学に共通するキーワードは、「波動」「共鳴」「クラスター」「マイナスイオン」「エネルギー」「活性」などです。これらの言葉は、マイナスイオンを除けば、科学でも使われるものです。しかしニセ科学では、言葉の意味が変えられたりしています。こうした科学的な雰囲気を持つ用語を散りばめる事で、科学への理解は浅いにもかかわらず科学的な雰囲気には弱い人たちの心理を、効果的に突いてくるのです。
ニセ科学にありがちな「根拠は体験談のみ」
人間による臨床実験 > 動物実験 > 試験管レベル > 体験談
おいしい水とはどんな水なのか?という事も、データとともに作り方等も解説してあります。
さて、江本氏の究極ともいえる無責任な記述があったのでそれも紹介しましょう。
その点私は自由ですし、何にも束縛されることや、捨てるべき名誉もありません。何をたわごとを言っているかと言われても、一向にかまいません。思っていることを言わないで、後で後悔をするような人生を送りたくないものです。
そしてこれから述べることが、後世まったくお門違いであったとしても、その主張はポジティブで、だれも傷つけませんから、きっと神様も「このおっちょこちょいが」とお許しいただけるのではないかと思います。
以前にも、似たような読み比べをしております。(リンク参照)
対立軸としては「理想&願望 VS 現実」
勝負とすれば、「となりのツキノワグマ」の自然報道写真家・宮崎学さんに軍配を上げました。
実は、この「ニセ科学 VS 科学」の対立軸は、或る事柄にも当てはめる事が出来るのではと思い始めています。
ニセ科学本とそれに対する反証科学本の比較読書、
7月16日にスピーカーを御願いされているので、それまでに推敲を重ねていかねばならなくなりました。
ああ、忙しいw