よく知る骨董屋さんがYahoo!オークションに出店しているものの中に興味深いものがあったので手に入れてしまった(画像)。
舞楽「蘭陵王」で使われる「陵王」の面である。
舞楽面は乾漆で出来ており、陵王の面は金箔が随所に貼られ煌びやかである。
しかし、この陵王は煌びやかではない。
理由は箱書にあった。
以下、箱書から抜粋。
當神宮所蔵国寶舞楽面を模写させしもの也
昭和十九年二月十四日
熱田神宮宮廳 (印)
現在熱田神宮に所蔵されている重要文化財の舞楽面を一木造で彫り、古びを施して作った模写品である。
昭和19年2月というと、当時の国宝・名古屋城が名古屋大空襲で炎上した丁度1年前である。
名古屋城だけではなく、熱田神宮も一部空襲の被害に遭っている。
恐らく、そんな状況の中で神宮が宝物の安否を気遣って模写を頼んだものの一つがこの面なのであろう。
舞楽「蘭陵王」で使われる「陵王」の面である。
舞楽面は乾漆で出来ており、陵王の面は金箔が随所に貼られ煌びやかである。
しかし、この陵王は煌びやかではない。
理由は箱書にあった。
以下、箱書から抜粋。
當神宮所蔵国寶舞楽面を模写させしもの也
昭和十九年二月十四日
熱田神宮宮廳 (印)
現在熱田神宮に所蔵されている重要文化財の舞楽面を一木造で彫り、古びを施して作った模写品である。
昭和19年2月というと、当時の国宝・名古屋城が名古屋大空襲で炎上した丁度1年前である。
名古屋城だけではなく、熱田神宮も一部空襲の被害に遭っている。
恐らく、そんな状況の中で神宮が宝物の安否を気遣って模写を頼んだものの一つがこの面なのであろう。