さて、前回の書き込みで「後日語る」と言ってしまったので書かねばなるまい。
先に書いた通り、本当なら
Kyoko嬢の案内で
時代祭に22日に行っているはずだったが、急な仕事で(午前のみ)行けなくなってしまったのだ。
10月21日、AM6:30起床。AM7:35名古屋駅バスターミナル発京都駅烏丸口着のバスに乗る。
AM10:15京都駅着。地下鉄を乗り継いで今出川駅着。そこから茶道具のある古道具屋などに寄り道しながら
大徳寺に向かう。
大徳寺は
総見院と
興臨院が特別公開というので勿論の事寄ってきた。
総見院
織田信長の菩提寺。
本能寺の変では信長の遺体が見つからなかったというので、秀吉が2体の信長像を当代きっての仏師に作らせ、その1体を総見院に、もう1体を遺体の代わりとして火葬にしたそうだ。火葬にした木像は香木で作られたらしく、火葬にした時には京の町中に良い香りに覆われたとの記述があるらしい。
ここには3つの茶室があり、表千家先代の家元・
即中斎と当代の
而妙斎の扁額がかかるものがある。後学の為にくまなく鑑賞。
興臨院
元は守護大名の
畠山氏の菩提寺であったが、畠山氏が没落して前田利家が再興した。日本最初の床の間もある大徳寺きっての古い塔頭(たっちゅう)。古田織部好みの茶室もあり、興味をそそられた。
大徳寺を堪能して次に向かったのが
西陣にある京都の写真家として有名な
水野克比古氏の写真館である
町家写真館に向かった。
この写真館は予約制である為、Kyoko嬢から連絡を受けてすぐに予約を入れたのだ(^_^;)
その時の
電話の応対に出られたのは水野氏本人!流石に緊張してしまった。
しかし、当日は取材で留守との話を受ける…(;_;)
さて、写真館に随分と早く着いたので、すぐの近所にある
「町家紅茶館・卯晴」というおしゃれな喫茶店で時間を潰す。
再び写真館を訪れた時、折り良く水野氏の娘さんの
水野歌夕さんが戻られた所だった。歌夕さんはこの「町屋写真館」の館長でもあり、自身も京都をテーマにする写真家でもある。
30分強ほどの僅かな時間であったが、じっくりと克比古氏の作品を堪能し、歌夕さんともお話をして過ごす事が出来た。
PM4;00近くになり、地下鉄を経由して
八坂神社のある東山の辺りに足を延ばした。
流石に
時代祭の前日ということもあり多くの人でごった返していた。そんな時に撮影したのがこの写真である。円山公園を入ってすぐの池の岩の上で人を恐れる事無く岩の上で悠然と羽繕いをしていたオアオサギを見つけて早速撮影した。それがこの写真である。撮影には金髪碧眼の観光客が夢中になってアオサギを撮影していた。そりゃ確かに「絵」にあるから…。
その後、凄まじい光景に出会う。
空を埋め尽くすほどの沢山のカラスが東山の森の上を「ガーガー」と啼き合いながら飛び交うのである。表現とすれば、夕暮れ空に多数のゴマをまぶしたかのようだった。
カラスが多数空を覆い尽くす光景は、今年の北海道旅行の硫黄山で見かけたものに相当するぐらい衝撃的なものであった。
京都におけるカラスの生態も気になるものだ…