画像のモノクロの富士山の写真が
タイトルにもある「祖父が遺した物」デス。
このモノクロ写真の撮影者は岡田紅陽氏。
岡田紅陽写真美術館と名を冠しているので
どれほどの功績を遺したかが分かると思いマス。
ブログを見ている方々に分かる範囲で説明すると、
新渡戸稲造の5000円札に描かれた富士山の元となる写真を撮影した方なのデス。
何故この写真が自分の手元にあるかというと…
28年前に亡くなった母方の祖父の職場にこの写真が飾ってあったのだそうデス。
ある日、職場の上司が「見飽きたからこの写真を捨てよう」と言ったのだとか Σ(@Д@;)
祖父は当時から美術等の世界に詳しく、当然岡田氏の存在も知っていたようで
ゴミ箱に捨てたふりをして、この写真を「お助け」したそうデス。
そして現在に至るという訳デス。
この写真の裏には、岡田氏の訃報記事が貼られてマス。
祖父の性格の現れデスね。
当時の写真らしく、この写真にはスポッティングの跡が光をかざすと見えマス。
一体どこの位置から撮った富士山なのか、
自分は富士山の撮影者ではないので皆目見当がつきません。
ひょっとしたら
自分がモノクロの白鳥に挑んだのは
この写真の影響があるのかもしれないデス。