WHITE STREET 徒然記

フォトグラファーの端くれである吉澤忍の気まぐれブログです。

かな文字読解訓練 ~2

2015-11-04 09:34:47 | Weblog
鹿聲
う多ま久らたつぬるたひ尓えし徒との
於も尓那らぬはさをし可のこゑ 義清

~~~~~
鹿声
うたまくらたづぬる旅にえしつとの
おもにならぬは小牡鹿の声 義清
~~~~~

読解にまだ自信がないです(^ω^;)
読みも「こうでないのかな?」程度ですからw

「さをしか」とは何ぞ?と、古語辞典をひっくり返したら納得がいきました。

短冊の人物は加藤義清(かとうよしきよ)。

加藤義清
(ことバンクより)
歌人・御歌所寄人。号は蕉陰・鏡迺舎。名古屋生。菊間平八郎の五男、加藤安彦孫娘婿。従五位・勲五等に叙せられる。著書に『火筒のひびき』『渡るに安き安城の』等がある。昭和16年(1941)歿、80才

かな文字読解訓練

2015-11-04 09:22:01 | Weblog
雅楽関連の古書読解の訓練の一環として、
かな文字を少なくとも読めるようにと気に入った短冊等を蒐集しております。

今回はTOP画像。

雪中松

徒○支見流松原な連と雪不利天
堂徒のむれ多る心ちこそ春れ 義象

~~~~~~

つ○き見る松原なれど雪ふりて
たづのむれたる心ちこそすれ 義象

~~~~~~
と、自分は解読しました。
○部ですが、「介」のようにも見えますが…


尚、短冊の人物は池辺義象(いけべよしかた)。
雅楽関係者はピンとくるはずですw


池辺義象
(ことバンクより)
国文学者・歌人。熊本県生。号は藤園・知旦。小中村清矩の養子となるが、のち池辺姓に復する。御歌所寄人、臨時帝室編修官などを歴任する。落合直文らと編んだ『日本文学全集』は古典研究の勃興に多大な貢献をなした。旧派然たる歌風で題詠が多い。大正12年(1923)歿、63才。