すずりぶたのにっき

すずりぶたとはすずり箱のふたのこと
昔の人はこのふたを裏返して
花や果物を飾ったとか
そんな粋なくらしがしてみたい

てんこ盛り 二日目

2014-05-07 | アート

◆二日目…。このスケジュールだけは2週間前より決まっていました。
ボストン美術館 浮世絵名品展』を観に、神戸市立博物館へ。朝一番、9時半前に博物館に着くと、すでに15人ほど並んでいます。中日の1日を選んで来たのですが、皆さん気合いが違いますねーー。そしてそういう方々は観るのもゆっくりじっくり長い(笑:自分たちを棚に上げて…)。次男と前回福岡に観に行った、蕭白のふすま絵、龍雲図とは違って、北斎の版画は小さいです。けれど、どれも緻密で芸が細かい!老眼鏡片手に、じっくり鑑賞しました。

◆今回の音声ガイドは渋い声の市川猿之助さん。時折歌舞伎の話も入って興味深いガイドです。上:花鳥画シリーズの『芥子』私のお気に入り…風になびく芥子、絵の世界では左から右に流れるのが普通で、風によって右から左に流れるこの絵は珍しいそう。下:諸国瀧巡りの『木曽の阿弥陀ケ瀧』次男のお気に入り。…水の流れの表現もさることながら、滝の中腹でお弁当を広げる人を描く北斎の想像力とユーモアに脱帽。

◆これぞ世界に名を知らしめたThe北斎!上:『凱風快晴』 下:『神奈川沖波裏』
大胆な構図と細かい手仕事に引き込まれます。

◆百物語の『お岩さん』や『こはだ小平二』、皿屋敷の『お菊さん』 など、笑える作品も。
下:『本所立川』…ありえないほどのデフォルメ!(笑)

◆前回も思いましたが、これら作品が国外に流失しまっているのが悔しいですね。
花鳥画シリーズをはじめ、色合いが刷りたてのように綺麗なのにびっくりです。たっぷり2時間近く観て、お腹が空きました。

◆三宮~元町周辺をうろうろし、次男のリクエストで天ぷら屋さんんへ…
カウンターのみのお店『楠山(なんざん)』で、揚げたての天ぷらを堪能しました。貴重な車海老、穴子、万願寺とうがらしなどなど…、最後はわさびをきかせた天茶。しかもかき揚げはごぼうとセロリ!ご馳走様でした。

◆食後腹ごなしに町をぶらつく…
トアロードにある学校跡を利用して手作り体験のできる『北野工房』を覗いたり、『神戸モスク』を横切り…周辺はエスニック料理店が多く、スパイシーな香りが漂っていました。『生田神社』もお参りして、本屋で翌日の予習。大阪のガイドブックを座り読み。旦那が『大阪らしい所に行きたーい!ここのオムライスが食べたーーい』、次男『串揚げでしょ!』というリクエストを踏まえ、長男と私が夜遅くまで計画を練りました…。旦那はこの日の夜は午前様。神戸に住んでいる同級生と小学校卒業以来の再会で、飲んだくれていました(笑)


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もりだくさん (ひろりろ)
2014-05-08 11:15:54
ほんともりだくさんだ~(笑)
北斎の絵ってかっこいい
今日はパソコンから大きな画面から
ブログを見てるのでとてもいいです

天ぷらおいしそう~

生田神社は女優のFさんとお笑いのJさんが
挙式したとこです
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ひろりろさま (よっち)
2014-05-08 20:27:46
そっかーー FさんとJさんの挙式の所だーー
西宮神社と間違えてて、「正月に走るところじゃね?」
と、トンチンカンな会話の家族でした(爆)

北斎の絵、大きくないのに迫力満点でした
秋には、上野の森美術館に行くようですよーー
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日本の名画 (大津のよっちゃん)
2014-05-12 08:37:30
ボストンにあるとはですねえ。それだけ気にいられたということでしょうか。心ゆくまで鑑賞でき感性も磨かれたのでは?大事なことですよね。
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大津のよっちゃんさま (よっち)
2014-05-12 21:30:05
浮世絵などが海外に流出したのは、時代背景など色々あるようです
里帰りした作品、もっと多くの日本人に見て欲しいものですね…
全国まわって欲しい!もっと安価で!と思いました
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